大人の働く姿を子どもたちが見学…千葉県教委「子ども参観日」実施

 千葉県教育委員会は、子どもたちが親や大人の働く姿に接する「こども参観日」の実施を企業などに呼びかけるキャンペーンを行う。子どもたちが仕事を通じて社会に貢献できるよう成長するために、働くことの大切さについて知る機会を大人が積極的に作っていくという。

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「こども参観日」キャンペーン
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  • これまでの活動例
  • 昨年度の千葉県庁「こども参観日」記念撮影
 千葉県教育委員会は、子どもたちが親や大人の働く姿に接する「こども参観日」の実施を企業などに呼びかけるキャンペーンを行う。子どもたちが仕事を通じて社会に貢献できるよう成長するために、働くことの大切さについて知る機会を大人が積極的に作っていくという。

 平成19年度から県教委が行っているこの取組みは、子どもたちには将来の夢や希望を育む「キャリア教育」の視点から、親には家庭の教育力向上をサポートする「家庭教育支援」の視点から推進し、多くの効果が期待できるとしている。子どもたちは親の働く姿を見ることで親が社会に貢献していることを知り仕事に興味を持ったり、親以外の大人に接することで社会のルールやマナーに触れることができる。また家庭では、仕事の話を通じてコミュニケーションが増え、子どもとの関係がより深まる。職場では、職員が仕事・職場に誇りを感じ、職場が活性化する。

 参加した子どもたちからは「一生懸命働いているところを見てありがとうと思った」「大変な仕事をしているんだなと思った」「世の中に役立っているんだなとうれしかった」などの感想が寄せられている。また実施企業・事業所からも、「この企画が子どもたちの職業観・勤労観を育てる一助になったと感じた」「家族に仕事について理解してもらえるようになった」など、満足のいく感想が寄せられている。

 これまでに、千葉県庁をはじめ45の協力企業・事業所が実施。対象は、小学生から中学生程度の職員の子どもや友人とする。実施例としては、施設見学、質疑応答、自己紹介・名刺交換、ビデオ視聴、仕事体験、記念撮影などがあり、実施機関の計画によるものとする。キャンペーンの詳細、問い合わせはwebを参照のこと。
《荻田和子》

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