東京都、H25都立高推薦選抜の改善による成果と課題を報告

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東京都教育委員会(WEBサイト)
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  • 平成25年度都立高等学校(全日制課程)入学者選抜状況
 東京都教育委員会は、平成25年度都立高等学校の推薦選抜について、その実施状況をまとめ、ホームページに公開した。

 平成25年度推薦選抜では、集団討論の原則全校実施や個人面接の改善、小論文・作文・実技検査のいずれかの全校実施、総合成績に占める調査書点の割合の上限を50%に設定、評価の観点の事前公表および各検査の得点分布の公表、募集定員に占める推薦対象人員枠の見直しなどが、改善策として実施された。

 都教育委員会は、中学校、高等学校および推薦選抜を受検した生徒を対象とした調査を実施。今回の推薦選抜の改善について、中学校サイドからは、「集団討論を導入したことにより、自分の考えをまとめて人に伝えることに意識を向けたり、話合い活動やコミュニケーションに関する関心が高まったりした」「これまでの言語活動を重視した指導により、生徒の表現力等を伸ばし、入試において成果として発揮することができた」「調査書以外の要素が合否に影響するようになり、学力検査による選抜との違いが明らかになった」などの声が寄せられた。

 高等学校サイドからは、「集団討論を導入したことにより、中学生段階でその必要性を意識させ、身に付けた能力を評価する場面を設定することができた」「小論文・作文において、書くことにより受検者の思考力、判断力、表現力を見ることができた」「調査書だけでは見られない受検者の力をより多面的、多角的にきめ細かく見ることができ、合否に反映させることができた」など、改善を評価する声が多く寄せられた。

 ただし、集団討論において、生徒にとって抽象的でわかりにくいテーマがあったことや、小論文・作文のテーマが中学3年生に合っているか疑問だったなどの課題も報告されており、都教育委員会では、今後も追跡調査を行い、さらなる改善を図っていきたいとしている。
《水野こずえ》

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