2016年度就活時期の変更、学校6割・企業7割が反対

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就活時期後ろ倒しについて(全体・現2年生の在籍人数別)
  • 就活時期後ろ倒しについて(全体・現2年生の在籍人数別)
  • 就活期間変更に反対の理由
  • 採用活動時期変更について
  • 採用時期変更に反対の理由
  • [en]学生の就職情報ホームページ
  • エン・ジャパンホームページ
 エン・ジャパンが運営する、学生向け就職情報サイト「[en]学生の就職情報」は9月4日、「2016年度の採用活動・就職活動スケジュール変更に関するアンケート」結果を発表した。2016年度就活時期の変更について、学校の6割、企業の7割が反対していることが明らかになった。

 大学就職課、企業、2016年3月に卒業する大学生(現在の大学2年生)を対象に、「2016年度の採用活動・就職活動スケジュール変更」についてアンケートを実施。8月の約2週間、E-mailによるWeb投票や聞き取りなどの方法で行い、大学就職課からは180名、企業からは332件、学生33件から回答を得た。

 はじめに、2016年度から就職活動時期が後ろ倒しに変更されることについて、大学・短大・専門学校の就職課に聞いたところ、反対が60.9%、賛成が39.1%となり、反対が半数を超えた。反対の理由について、後ろ倒しになると活動時間が短くなるため、準備不足の学生が増えて内定率の低下につながることや、卒論や研究などの学業と重なり、学生の負担が増えることに対する懸念の声が上がった。活動時期が変更されても、多くの学校が「例年通りの時期にガイダンスを実施する」と回答した。就職活動が本格化する3年3月までの準備が重要と考えている就職課が多いようだ。

 次に、2016年度から採用活動時期が変更になることについて、企業に聞いたところ、反対が66.3%、賛成が33.7%となり、こちらも反対が圧倒的に多かった。反対の理由は、「選考時期が短期間に集中して競争が激しくなるため」との回答がもっとも多かった。「短期化により、大手企業に集中してしまうのでは」、また、「企業研究の時間が減り、入社後のミスマッチにつながるのでは」といった不安の声もあった。短期間で学生に認知してもらうための対策として、企業は「説明会の回数を増やす」「就職サイトなどへ採用関連の露出を増やす」と回答している。

 また、学生に、就職活動の後ろ倒しへの不安を聞いたところ、「活動の短期化で、就職先が決まらないことがないか不安」「卒論などと重なるため、学業との両立が不安」という声が上がった。多くの学生が後ろ倒しへの危機感を持ち、「インターンシップへの参加」をはじめ、「企業研究」「業界研究」など、自分たちで対策を打とうとしていることがわかった。
《宮坂 英里》

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