米アップルは10日(現地時間)、サンフランシスコで開催した新製品発表イベントにおいて、「iPhone 5c」を発表した。同日に発表された新モデル「iPhone 5s」の廉価版モデルとなる。13日から予約受付を開始し、発売は20日。 アップルでは例年、新型iPhoneの発表に合わせて旧モデルの値下げを発表していたが、「今年はそれをしない」とし、その代わりとして「iPhone 5c」を用意したのだという。 基本デザイン、テクノロジーは「iPhone 5」を踏襲し、ディスプレイは4インチのRetinaディスプレイ。CPUはA6チップを搭載。バッテリーは「iPhone 5」よりも“やや”強化されたとのこと。本体サイズは、124.4×59.2×8.97mm、重さは132g。 対応周波数については、「5s」と同様に5モデルが存在し、800MHz帯のLTEに対応したモデルも登場。Wi-Fiは802.11a/b/g/nに対応(802.11nは2.4GHz/5GHzのデュアルバンド)。また、Bluetooth 4.0にも対応している。 ホワイト/ピンク/イエロー/グリーン/ブルー、5色のカラーバリエーションが用意され、本体色に合わせてホーム画面、壁紙の色もデザインされている。さらに6色の専用ケースも用意される。価格は16GBモデルが99ドル。32GBモデルが199ドルとなっている。