女の子のエンパワーメントを促すための「国際ガールズ・デー(10月11日)」を記念したイベントが10月5日、国連大学で開催される。テーマは「世界を変えるもう一人のマララたち」。映像上映ワークショップやフォーラムを通して、女の子の権利や可能性について考える。 「国際ガールズ・デー」は、2011年12月に制定され、今年で2回目。世界の特に途上国の女の子や女性たちは、学校へ行くことも許されず、早くに結婚させられたり、働かされたりといった差別を受け、自分の人生を自由に選択できることすら知らない女の子も少なくないという。そのため、国際NGOプランでは「Because I am a Girl(女の子だから)」と題したキャンペーンを世界で展開し、次世代を担う女の子たちが「生きていく力」を身に付けることを目指した活動を続けている。 記念イベントでは、武装勢力に襲撃されながらも女子教育の実現を目指して活動するパキスタンの人権運動家、マララ・ユサフザイさんを追ったドキュメンタリー映像や国連スピーチを上映。感想を述べ合い、その背景などを考える。 メーンとなるフォーラムでは、パキスタンの大学生が「世界を変えるもう一人のマララ」の代表として基調講演。女の子が教育を受ける上で直面するハードル、人生を変えた教育の力、将来の夢などについて話をする。トークセッションでは、女の子の権利に関する国際社会の動き、女の子の可能性について、男性からの視点も交えながらメッセージを発信していく。フォーラム後の交流会では、登壇者を交えて参加者が自由に交流する(途中退出自由)。 当日のフォーラムの模様は、インターネットのライブ中継で視聴することもできる。視聴リンク先は10月4日、イベントを紹介するサイト内に掲載される予定。 定員は、プレ・イベント(映像上映ワークショップ)40人、フォーラム360人、交流会100人。いずれも入場無料だが、事前予約が必要。参加希望者は、イベント担当まで電話かメールで申し込む。 このほか、10月11日の「国際ガールズ・デー」当日には、東京ウィメンズプラザホールで、途上国の女の子の現実と希望を描いたドキュメンタリー風のオムニバス映画「Girl Rising~私が決める、私の未来~」の上映会も行われる。◆国際ガールズ・デー記念イベント「世界を変えるもう一人のマララたち」日時:10月5日(土)12:30~17:00場所:国連大学(渋谷区神宮前5-53-70)主催:国連広報センター、公益財団法人プラン・ジャパン定員:映像上映ワークショップ40人、フォーラム360人、交流会100人参加費:無料申込方法:電話かメールで事前に申し込む◆国際ガールズ・デー映像上映会「Girl Rising~私が決める、私の未来~」日時:10月11日(金)19:00~21:00場所:東京ウィメンズプラザホール(渋谷区神宮前5-53-67)定員:246人参加費:無料申込方法:電話かメールで事前に申し込む