アベノミクスに始まり、富士山の世界文化遺産登録や、2020年の東京五輪招致などが大きな話題となった2013年だが、今年一年で最も多くの注目を集めた出来事や商品は何だったのだろうか---。電通総研は「消費者が選ぶ2013年の話題・注目商品ランキング」および「消費者が選ぶ時事・世相ランキング」を発表した。 「消費者が選ぶ2013年の話題・注目商品ランキング」では、東京タワーにかわって今年5月より地上波テレビ放送の電波送信を開始した「東京スカイツリー」が1位に。一方、昨年1位だった「スマートフォン」は、急速に拡大していた普及率が一段落したことが影響してか、順位を3位に下げた。 そのほか、「車の衝突防止支援システム」や「3Dプリンター」といった今後の発展可能性を感じさせるものもランクイン。こうした傾向を電通は、「アベノミクスによる好況感や2020年東京五輪招致などに励まされた消費者が、技術革新を歓迎し、ワンランク上のプレミア商品への志向を強めた」と分析している。 「消費者が選ぶ時事・世相ランキング」では、球団史上初の日本一および田中将大投手のプロ野球記録となる同一シーズン24連勝など圧倒的な大記録で被災地に希望をもたらした「東北楽天ゴールデンイーグルスの優勝と田中将大投手の活躍」が堂々の1位に。そのほか、「あまちゃん」など、“地方発”で話題を集めたものや、「富士山世界文化遺産登録」「式年遷宮」など、日本の魅力を再発見させてくれたものがランクインした。■「消費者が選ぶ2013年の話題・注目商品ランキング」1位:東京スカイツリー(2)2位:ハイブリッドカー(-)3位:スマートフォン(1)4位:ロボット掃除機(4)5位:車の衝突防止支援システム(-)6位:テーマパーク周年イベント(-)7位:コンビニの本格コーヒー(-)8位:ノンフライヤー(-)9位:電気自動車(-)10位:地方ゆるキャラ(7)11位:生麺タイプの即席袋麺(17) 12位:3Dプリンター(-)13位:無料通話アプリ(LINEなど)(23)14位:LCC(格安航空会社)(10)15位:塩麹(5)16位:コンパクトカー/軽自動車(19)17位:コンビニ・スーパーのプレミアム プライベートブランド(-)18位:鉄拳のパラパラマンガ(-)19位:東京駅(14)20位:特保飲料(28)( )内は昨年順位■「消費者が選ぶ時事・世相ランキング」1位:東北楽天ゴールデンイーグルスの優勝と田中将大投手の活躍2位:富士山世界文化遺産登録 3位:2020年東京オリンピック・パラリンピック招致4位:半沢直樹5位:あまちゃん6位:式年遷宮(伊勢神宮・出雲大社)7位:サザンオールスターズ復活ライブ8位:長嶋茂雄、松井秀喜の国民栄誉賞受賞9位:風立ちぬ10位:きゃりーぱみゅぱみゅ 同調査は11月15日~17日の期間、全国の20~69歳男女1000人を大賞にインターネットを通じて実施された。