小学校・幼稚園受験指導の「伸芽会」や個別指導・学習塾の「TOMAS(トーマス)」などを展開するリソー教育(東証1部上場)は2月10日、過去のリソー教育グループにおける売上の不適正計上金額が83億8百万円に及ぶことを発表した。 未消化コマ数の操作による売上増(リソー教育)、サービス授業や値引き契約分の不正計上(名門会)、春期講習の前倒し計上(伸芽会)などにより、平成26年2月期第2四半期までの累計で、リソー教育52億6千1百万円、名門会30億4千7百万円を不適正計上していたことを、弁護士ら専門家らで構成する第三者委員会による調査報告書で公表した。 なお、伸芽会については、平成25年2月期末に6千4百万円の売上げの前倒し計上があり売上げを取り消したが、平成26年3月に同額の売上げを計上したため、累計額は0円となる。 リソー教育では第三者委員会の調査結果を受け、2月14日までに過年度決算の訂正を行う予定としている。 リソー教育グループの岩佐実次会長は、第三者委員会の報告を受け2月10日、Webサイトにおいて謝罪するとともに、再発防止に向けた取組みについての声明を発表した。
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