早稲アカ、盗難事件の被害すべて補償…財布316人分・携帯118台ほか

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 早稲田アカデミーは8月14日、夏期合宿期間中に発生した貴重品の盗難事件について見解を発表した。生徒から預かった貴重品の管理手順に明確な落ち度があったと認め、携帯電話の代替機への手続きも含め、被害の内容はすべて補償するとしている。

 夏期の勉強合宿は、中学3年生を対象に8月8日~12日の4泊5日間、長野県の志賀高原にある16のホテルに4,174人が分泊する形で実施。このうちの1つのホテルで盗難事件が発生した。

 同塾によると、被害に遭ったホテルには、男子生徒343人が宿泊。このうち、325人から貴重品として、財布316人分、携帯電話118台、このほか音楽プレーヤー、Suica、PASMOなどを預かった。

 貴重品は8月8日午後4時~午後6時、部屋ごと布製の袋に入れる形で回収。貴重品を入れた48袋を5つの段ボール箱に入れ、スタッフ詰め所の一番奥の壁際に置いていたところ、48袋すべてが盗み出され、段ボール5箱はそのまま残っていたという。

 貴重品の所在を最終確認したのは、8月9日午前2時ごろ。なくなっていることに気付いたのは、8月9日午前7時前ごろ。スタッフ全員でホテル内外を探したが見つからず、同日午前10時ごろ警察へ通報した。

 同塾では、原因として、預かった貴重品をホテルのフロントに預け、ホテル側の管理下で金庫など施錠された場所で保管するというプロセスが、盗難に遭ったホテルでは履行されず、管理の手順に明確な落ち度があったと分析。保管場所となったスタッフ詰め所は、夜間3~4時間は無人となり、ホテル玄関も24時間出入り可能な状況だったと説明している。

 なお、盗難の詳細については、長野県警の捜査が続いている段階で、判明していないという。

 被害に遭った生徒に対しては、個別に被害の内容を精査した上で、すべて補償。携帯電話については、代替機への手続きなどで発生した実費についても補償するとしている。

 同塾では、本社内に「夏期合宿のリスク管理に関する委員会」を設置し、貴重品の管理方法、ホテルの施錠に関するルールなどの見直しを図る。携帯電話の盗難による個人情報流出に関するリスク対応や補償についても「対策本部」を設置し、対応するという。
《奥山直美》

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