小学生の2割以上が海外経験あり、3人に1人が「将来留学したい」

 小学生の22.3%が外国に行ったことがあり、36.6%が「将来留学したい」と思っていることが、学研教育総合研究所が2月25日に発表した小学生白書Web版「小学生の日常生活に関する調査」より明らかになった。

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クラスの外国人児童数
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 小学生の22.3%が外国に行ったことがあり、36.6%が「将来留学したい」と思っていることが、学研教育総合研究所が2月25日に発表した小学生白書Web版「小学生の日常生活に関する調査」より明らかになった。

 クラスに外国人の児童は何人いるか尋ねたところ、最多は「0人」81.3%、次いで「1人」13.9%、「2人」3.2%、「3人」1.0%、「4人」0.1%、「5人以上」0.5%となった。

 今まで外国に何回行ったことがあるか尋ねたところ、「行ったことはない」が77.7%でもっとも多く、次いで「1回」9.5%、「2回」4.9%、「5回以上」4.4%、「3回」2.7%、「4回」1.0%となった。学年別に見ると、学年が上がるにつれて外国を訪れたことがある割合が増えている。

 行ってみたい国を尋ねたところ、1位「アメリカ」34.7%、2位「なし」23.5%、3位「オーストラリア」7.9%、4位「フランス」6.4%、5位「イギリス」「イタリア」4.7%となった。男女別に見ると、男女ともに1位「アメリカ」、2位「なし」だが、男子の3位は「オーストラリア」であるのに対し、女子の3位は「フランス」であった。

 将来、外国に行って勉強したいと思うか尋ねたところ、「とてもそう思う」6.7%と「まあそう思う」29.9%の合わせて36.6%が留学に前向きであることがわかった。

 留学のメリットを5つの選択肢からあてはまるものをすべて選んでもらったところ、最多は「外国語を話したり、外国のことを深く理解したりすることができる」67.5%、次いで「将来、外国の会社で働いたり、世界中の人のためになる仕事についたりすることができる」21.7%、「今の自分を変えたり、自信を持てたりすることができる」19.5%となった。

 同調査は、2013年3月上旬に、マクロミルの協力を得て、全国に住む子どもをもつ既婚者(20歳~65歳)4,535人に対して予備調査を行い、調査に協力可能な小学生の子どもを持つ保護者を2,631人抽出。保護者付き添いのもとで、小学生本人に回答するよう依頼し、学年ごとに約200名(男子約100名、女子約100名)、計1,200名の回答が集まった時点で、調査を終了した。今回は、「クラスの外国人児童数」「外国経験回数」「行きたい外国」「留学希望」「留学のメリット」について調査結果を新たに掲載した。
《工藤めぐみ》

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