【高校野球】春のセンバツ2014 6日目結果と7日目のみどころ

 3月21日に開幕した第86回選抜高校野球大会、26日が雨で2年振りの順延となったため、6日目となった27日は1回戦1試合と2回戦2試合が行われた。試合結果と大会7日目(28日)の見どころをまとめた。

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 3月21日に開幕した第86回選抜高校野球大会、26日が雨で2年振りの順延となったため、6日目となった27日は1回戦1試合と2回戦2試合が行われた。試合結果と大会7日目(28日)の見どころをまとめた。

【第1試合】横浜(神奈川)5-9八戸学院光星(青森)
 八戸学院光星が15安打と打撃が光る内容となった1回戦最後となる本試合では、強豪同士の戦いが繰り広げられた。2回に8番・馬場がレフト前適時打で1点をあげると、3回には打者一巡の猛攻で9番・呉屋がとどめのレフト前2点適時打でこの回、一挙5点をあげた。

 対する横浜も着実に加点を続け、追い上げるが6回に4番・深江の大会第9号となる2点本塁打で突き放しゲームを決定付けた。横浜は9回まで得点を続けるも及ばず、初戦敗退となった。

【第2試合】神村学園(鹿児島)0-12福知山成美(京都)
 1回戦に続き、2回戦でも18安打と打線を爆発させた福知山成美が本大会一番乗りとなるベスト8へ進出を果たした。2回に1番・西田のセンターを越える打球で走者を一掃する適時二塁打で幸先のいい3点を先取すると、3回・5回にも長打も絡むヒットが続出し、7回には打者1順する猛攻でこの回4点をあげ、相手投手を2人も交代させる。終わってみれば12対0と神村学園を完封し3回戦へと駒を進めた。

 神村学園は得点圏に走者を進めながらも後が続かず、エース・東を支えることができずにリリーフ陣も得点を許し、完封負けを期した。

【第3試合】履正社(大阪)7-6駒大苫小牧(北海道)
 最後までわからないという高校野球の醍醐味を味わうことができた第3試合では履正社が逆転サヨナラ勝ちを収め、3回戦に駒を進めた。完封勝利で初戦を突破している両チームは、最後まで気が抜けない展開。初回に4番・若松のレフト前適時打で1点を先取した駒大苫小牧にその裏、履正社の6番・八田がレフト線への2点適時打で勝ち越すと、3回に駒大苫小牧が鈴木・菊地・伊藤(優)の適時打で一挙5点を追加しゲームは決したかに見えた。

 5回までお互いに我慢の野球を強いられながらも6回に履正社3番・吉田のライトフェンス直撃の二塁打や5番・西村のレフト前適時打、6番・八田の右中間適時二塁打などで5対6と追い上げた。7・8回とも走者を出しながらも得点に繋げられなかった履正社が迎えた最後の9回裏、始まりは相手のエラーからだった。7番絹田の絶妙な送りバントで自身も生きると、8番・立石のレフト船への適時二塁打で同点へ。なおも続く攻撃は2番・辻のレフトへの犠牲フライで三塁ランナーが還り7対6でサヨナラ勝ちとなった。

 大会7日目となる28日は第1試合に海南との戦いで逆転サヨナラ勝ちを収めた池田(徳島)とこちらも延長13回の粘りのある野球で勝利をもぎ取った豊川(愛知)との対戦。第2試合は報徳学園に完封勝ちを収めた沖縄尚学(沖)と打線が光る白鴎大足利(栃木)との対戦。第3試合は12三振を奪ったエース・田嶋擁する佐野日大高(栃木)と1回戦で2本の本塁打を放った岡本をはじめとする打線が好調の智弁学園(奈良)との対戦となる。
《田邊良恵》

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