ACCESSの電子書籍ビューワを教育出版が採用…学校での実証研究も実施

 ACCESSは、EPUB3に準拠した教材向け電子書籍ビューワ「PUBLUS Reader for Education」Windows版が、教育出版の電子教材用ビューワとして採用されたことを発表した。

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 ACCESSは、EPUB3に準拠した教材向け電子書籍ビューワ「PUBLUS Reader for Education」Windows版が、教育出版の電子教材用ビューワとして採用されたことを発表した。

 ACCESSの「PUBLUS Reader」は、電子書籍の国際規格である「EPUB3」対応のビューワ技術で、複雑な日本語組版を忠実に表現する再現性を特徴としている。端末やOSに依存しないコンテンツ表現が可能で、国内外の大手出版社、電子書籍サービス事業者などが多数採用しているという。

 「PUBLUS Reader for Education」Windows版は、「PUBLUS Reader」の基本機能に加えて、汎用性と高い表現力(縦書き、数式、漢文、画像回り込みなど)を兼ね備えた、電子教材に適したビューワ。標準機能として、フリーハンドや任意図形を用いてメモを残す機能や、音声・動画の再生機能、HTML5を用いた動的コンテンツの表示機能、Flashコンテンツ再生機能も備えているという。

 今回は、「PUBLUS Reader for Education」を用いたデジタル教材のサンプル版を出版が各自治体などに向けて配付するほか、5月に開催される「第5回教育ITソリューションEXPO」では、「PUBLUS Reader for Education」と教育出版コンテンツの組み合わせによる模擬授業を大日本印刷の出展ブースにて行うという。

 今後は、教育出版の協力の下、学校において同ビューワを用いた実証研究を行い、日常授業での使いやすさを検証していく予定。さらに電子教材と学校図書館、公共図書館との連携や調べ学習への活用などの効果も検証し、子ども同士が教え合い学び合う協働学習の実現に向けた機能強化を推進していくという。
《水野こずえ》

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