英タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)は、2014年のアジア大学ランキングを発表。東京大学は2年連続の1位、京都大学も前年に引き続き7位にランクインした。アジアおよび中東の大学のトップ100校を発表する同ランキングに入った日本の大学は20校と前年を下回った。 2度目の実施となるTHEのアジア大学ランキングは、教育の質、国際性、産学連携による収入、研究の質、論文被引用数の5項目において大学を評価。アジア諸国をはじめ、トルコ・中東の大学を含めた上位100大学を決定、発表した。 東京大学は、前年に引き続き1位にランクイン。特に教育と研究の質が高く評価され、それぞれ100点中84.7点、88点を獲得した。一方で国際性に関しては、100点中29.6点と低く、課題が明らかになった。京都大学も前年同様7位を獲得、産学連携による収入が高く評価されたが、東大同様に国際性が100点中27.5点と低かった。 また、ランキング100位までに入った国内大学数は20校と、前年の22校を下回った。前年のランキングで81位だった東京農工大学および96位だった横浜国立大学がランク外となった。◆THEアジア大学ランキング 20141位、東京大学(日本)2位、シンガポール国立大学(シンガポール)3位、香港大学(香港)4位、ソウル大学校(韓国)5位、北京大学(中国)6位、清華大学(中国)7位、京都大学(日本)8位、KAIST(韓国)9位、香港科技大学(香港)10位、浦項工科大学校(韓国)