米国小児科学会(American Academy of Pediatrics:AAP)は6月24日(現地時間)、乳児期から就学前の間に年齢に応じた読み聞かせをすることが、言語能力や親子関係の向上に繋がるということを発表した。 就学前の子どもが本を読むことで、言語能力が向上し、読書に興味を持つとされてきた。今回、AAPは保護者が日々の生活の中で幼児と一緒に読書をすることが認知、言語、情緒的発達のために重要であると付け加えた。 2011年~2012年に実施した調査結果によると、毎日読み聞かせを行っている割合は、貧困層が34%、貧困層の4倍の所得がある富裕層では60%であった。ハイ博士は「収入に関係なくすべての家庭で、親子で読み聞かせをすることが重要だ」と述べている。 AAPは、「読書を推進するポスターの掲示」「読書や地域の図書館に関する情報を保護者に配信する」ことなどを推奨している。