高校ダンス部の全国大会、大阪府立箕面高等学校と大阪府立今宮高等学校が優勝

 高校ダンス部の全国大会「日本高校ダンス部選手権Fit7s DANCE STADIIM全国決勝大会」が19日、パシフィコ横浜・国立大ホールにて開催された。優勝は大阪府立箕面高等学校と大阪府立今宮高等学校、大阪の公立高校が2部門で活躍した。

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日本高校ダンス部選手権の様子
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 高校ダンス部の全国大会「日本高校ダンス部選手権Fit7s DANCE STADIIM全国決勝大会」が8月19日、パシフィコ横浜・国立大ホールにて開催された。優勝したのは大阪府立箕面高等学校と大阪府立今宮高等学校、大阪の公立高校が2部門で活躍した。

 ダンス部の甲子園とも呼ばれる同大会は、10名以上で構成されるビッグクラスと2~9名で構成されるスモールクラスの2つの出場枠があり、地区予選を勝ち抜いたチームが参加する。7回目を迎える2014年は、11地区9ブロックで予選が行われ、ビッグクラス39校、スモールクラス24校の計63校が出場。工夫を凝らしたさまざまな衣装を身にまとった高校生ダンサーたちがエネルギー溢れるダンスを披露した。

 大会を主催するストリートダンス協会は、ダンスを作品として捉え、個々のダンス技術だけではなく音楽・衣装、演出、構成、振付などの要素を総合的に評価した。出場チームを私的なダンスチームではなく、高校生の部活動として捉えるところが今大会がほかのダンスコンテストとは異なる点だ。そのため、ダンス経験者だけでなく学校関係者も審査員として参加し、ステージでの演技以外に会場マナーや不正行為なども審査対象となった。

 ビッグクラスの優勝校は大阪府立今宮高等学校、準優勝は大阪の同志社香里高等学校。スモールクラスの優勝校は大阪府立箕面高等学校、準優勝は神奈川県立百合丘高等学校となった。

 また、ビッグクラス、スモールクラスの優勝・準優勝のほかに、協賛企業による特別賞や審査員特別賞など多数の賞が用意された。たとえば、創意工夫にあふれた応援をしたチームへ贈られるBiore応援団賞は愛知県の光が丘女子高等学校、特に光る演技をしたチームに贈られる審査員特別賞は京都府立山城高等学校、チームの個性を生かした独創的なダンスをチーム一丸となって踊ったグループに贈られるLOTTE Fit's特別賞は宮城県富谷高等学校に贈られた。

 スモールクラスの優勝校である大阪府立箕面高等学校では、普段の練習から受け身な姿勢にならないことを意識し、振付けなども部員が考え提案したという。メンバーは、記者の「今日の出来は」という質問に「100点です」と笑顔で答えた。

 スモールクラスの準優勝校、神奈川県立百合丘高等学校のメンバーは、優勝を狙うために試行錯誤し、これまでと異なるダンスにチャレンジしたという。大会結果の発表後は、優勝を逃した悔しさにチーム全員が涙していた。レベルの高い演技を披露したステージでの顔とは一変、結果発表時に安堵の笑顔や悔し涙を見せる姿が高校生らしさを感じさせた。

 2014年12月14日には中学部の全国大会、第3回日本中学校ダンス部選手権の全国大会が開催される。学校での武道・ダンス必修化の影響もあり、中学校の大会にも注目が集まる。
《横井真里》

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