【ワークショップコレクション10】ストーリー展開で語学学習、英語で桃太郎

 幼児や小学生向けの英語学習教室やメソッドはさまざまだ。ワークショップコレクションでは、桃太郎の物語を使って英語を学ぶプログラムが行われており、最後は参加者が鬼退治に向かうという内容だった。

教育・受験 学習
まずは英語の紙芝居
  • まずは英語の紙芝居
  • スタンプカードをもらって鬼ヶ島を目指す
  • イーコラボによるストーリーを活用した子ども英語教室
  • 英語の歌も歌う
  • 最後に鬼退治に武器(ボール)をもらる
  • 子どもたちが鬼退治
  • イーコラボによるストーリーを活用した子ども英語教室
 幼児や小学生向けの英語学習教室やメソッドはさまざまだ。その中で、ストーリーや物語を聞いたり話したりしながら英語を学ぶというカリキュラムを採り入れている教室がある。

 小学館が運営する「イーコラボ」という英語教室だ。このイーコラボもワークショップコレクションに出展し、ストーリーメソッドの英語教室を開催していた。

 物語は「桃太郎」を題材に、まず英語で桃太郎の話を紙芝居で子どもたちに見せる。話すスピードも意識してゆっくりしたり、単語や音節が聞き取りやすくしたりはなく、ネイティブの話し方と同様に行われた。紙芝居があり、知っている物語ということで、子どもたちは頭の中で意味や話の内容を組み立てているようだ。

 紙芝居のあと、全員が桃太郎になって鬼退治にでかける設定で、桃太郎の歌を歌ったりする。もちろんすべて英訳した歌詞で歌うのだが、子どもたちは短時間の見よう見まねで歌っていた。アトラクションをするごとに名札にスタンプをもらうのだが、3つ集めると鬼ヶ島に到着し、スタッフ演じる鬼にボールを投げて鬼退治をして終了となる。

 多くの子どもたちは、知っている物語と英語を結び付けることで単語や表現の理解を深めていたようだ。
《中尾真二》

中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。エレクトロニクス、コンピュータの専門知識を活かし、セキュリティ、オートモーティブ、教育関係と幅広いメディアで取材・執筆活動を展開。ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から使っている。

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