クラレは、使用済みのランドセルをアフガニスタンの子どもに贈る活動「ランドセルは海を越えて」を今年も実施、ランドセルの応募を1月12日より開始する。これまで11年間で約9万個のランドセルを届けてきたという。 「ランドセルは海を越えて」は、ランドセル用素材クラリーノを製造・販売するクラレが中心となり、全国から送ってもらった使用済みランドセルに、ノート、えんぴつ、クレヨンなどの文具を詰めて、物資の不足するアフガニスタンの子どもたちにプレゼントする国際社会貢献活動。小学生の6年間の思い出が詰まったランドセルが海を渡り、アフガニスタンの子どもたちに大切に使われているという。 応募は「ランドセルは海を越えて」のWebサイトで1月12日より受付け開始。必要事項を明記の上送信すると、3月下旬にランドセルの送付先(首都圏の倉庫)が届き、発送する。集まったランドセルは、同社社員を中心とするボランティアが検品を行い、文具などともに再梱包し、アフガニスタンに発送される。 なお、アフガニスタンまでの輸送費と現地での配布費用はクラレが負担するが、倉庫までの送料は本人負担となる。また、予定応募数に達し次第、受付けは終了となる。 「ランドセルは海を越えて」のWebサイトでは、ランドセルがアフガニスタンに旅立っていく様子や、受け取った子どもたちの姿が紹介されている。2014年は、10月~11月にかけて比較的治安が安定しているナンガハール州にある31の小学校でランドセルと学用品がプレゼントされた。