鴨川シーワールド、純白ふわふわゴマフアザラシの赤ちゃんを公開

 鴨川シーワールドは、2月24日に誕生したゴマフアザラシの赤ちゃんの公開を開始した。新生児毛は1か月ほどで抜け落ちてしまうため、真っ白でふわふわした毛でおおわれた赤ちゃんの姿を見ることができる貴重な機会となりそうだ。

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2月24日に誕生したゴマフアザラシの赤ちゃん
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  • 母乳を採取する様子
  • 母乳を採取する様子
 鴨川シーワールドは、2月24日に誕生したゴマフアザラシの赤ちゃんの公開を開始した。新生児毛は1か月ほどで抜け落ちてしまうため、真っ白でふわふわした毛でおおわれた赤ちゃんの姿を見ることができる貴重な機会となりそうだ。

 ゴマフアザラシは、渤海~黄海、オホーツク海やベーリング海周辺の海域および沿岸に生息し、日本では北海道沿岸で姿を見ることができる、水族館でも人気の高い海洋生物。親は灰色の地に黒い斑点模様が散在し、その模様が「ゴマフアザラシ」という和名の由来とされている。新生児は白色の新生児毛におおわれて生まれるが、3~4週間で換毛と授乳期間が終わり成獣と同じ体色になるという。

 同園では、2月24日午前11時34分に、同園内ロッキーワールド「アシカ・アザラシの海」で、メスのゴマフアザラシの赤ちゃんの誕生が確認された。しかし、母親の「モネ」は出産後赤ちゃんのもとを離れてプール内を泳ぎ始めてしまい、赤ちゃんのもとに戻る様子が見られなかったという。その後、親子2頭を別室に移し経過を観察するも、モネが赤ちゃんに授乳する様子は見られなかったため、人工哺育で育てることとなったが、モネから採取した母乳を主体にした飼育員による献身的な育児の甲斐あり、赤ちゃんの体重は出生児の体長72.0cm・体重7.8kgから体長78.0cm・体重10.8kgにまで成長した(3月10日現在)。

 来園者は今後しばらくの間、ロッキーワールド地階で、純白の新生児毛におおわれた赤ちゃんの愛らしい様子を見ることができる。また、親代わりの飼育員が赤ちゃんに哺乳ビンでミルクを与えている様子も、ガラス越しに見ることができる可能性もあるという。

 同園でのゴマフアザラシの誕生は昨年に引き続き2年連続となった。今の期間しか見ることのできない、真っ白でふわふわした赤ちゃんの姿を是非一度見に行ってみてはいかがだろう。

◆鴨川シーワールド
所在地:千葉県鴨川市
開園時間:9:00~17:00
休館日:不定休
入園料:大人2,800円、小人(4歳~中学生)1,400円、学生(高校・大学・専門学校生)2,200円、65歳以上2,100円
《小林瑞季》

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