親子で謎に満ちた「幽霊塔」や迷路に挑戦、ジブリ美術館

 宮崎駿監督が自ら企画・構成を行った新企画展示「幽霊塔へようこそ展 ―通俗文化の王道―」の内覧会が5月29日(金)、会場となる三鷹の森ジブリ美術館で開催される。1階中央ホールでは、高さ12.5メートルの時計塔が来場者を出迎える。

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「幽霊塔へようこそ展 -通俗文化の王道-」
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宮崎駿監督が自ら企画・構成を行った新企画展示「幽霊塔へようこそ展 -通俗文化の王道-」の内覧会が5月29日(金)、会場となる三鷹の森ジブリ美術館で開催。1階中央ホールには、高さ12.5メートルの時計塔が来場者を出迎え、謎に満ちた幽霊塔へと誘っている。

展示のモチーフとなった「幽霊塔」は、江戸川乱歩の長編小説のタイトルで、宮崎監督が中学時代に読んで影響を受けたという作品。特に、物語の象徴的な存在である時計塔は、長編デビュー作『ルパン三世 カリオストロの城』にて宮崎監督流にアレンジされ、ルパンとカリオストロ伯爵が死闘を繰り広げる舞台となった。

本展示では、巨大な時計塔に加えて、塔内のらせん階段の先に待ち構える迷路(小学生以下のお子さんが対象)、さらには『ルパン三世 カリオストロの城』のジオラマが登場。展示品はすべて宮崎監督のデッサンをベースにしており、全体を通して「幽霊塔」がもつ怪奇大ロマンの魅力、そして宮崎監督のクリエイティビティの源泉を体感できる構成になっている。

また、60年ぶりに小説を読み直した宮崎監督が、「通俗文化の王道をゆくものである」と感じたと言う「幽霊搭」の魅力を16枚、加えて『カリオストロの城』に関して3枚の描き下ろしパネルで解説しており、「宮崎監督の頭の中がのぞける展示になった」(中島清文館長)。長編映画からの引退を表明している宮崎監督によるこん身の新企画展示だけに、ファンの想像力を大いに刺激してくれそうだ。

内覧会には中島館長をはじめ、協賛する株式会社日清製粉グループ本社総務本部広報部長の町田英樹氏が出席。また、講談師の神田陽司さんが登場し、特別講談「幽霊塔」をお披露目した。

三鷹の森ジブリ美術館では、チケットの日時指定予約制を取っており、毎月10日に翌月分のチケットを発売中。さらに今年の夏休み限定で、チケットの先行抽選販売を実施。「幽霊塔へようこそ展 -通俗文化の王道-」は2015年5月30日(土)~2016年5月まで開催される予定だ。

ジブリ美術館に高さ12メートル超えの時計塔が出現!宮崎駿こん身の新企画展示がスタート

《text:cinemacafe.net》

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