マツダは、広島県内の小中学校に、単行本「まんがで語りつぐ広島の復興 -被爆の悲劇を乗り越えた人びと-」を寄贈したことを発表した。贈呈した書籍は、小学館が今月に発売したもので、70年前の戦争で被災した広島を復興させるために立ち上がった人々の努力や勇気ある行動などが全10章にわたって描かれている。マツダは、第5章「輸送のかなめ“三輪トラック"」の制作にあたり、資料提供などで協力している。マツダの小飼雅道社長兼CEOは、寄贈にあたり「私たちは、地元に根ざす企業として、広島の復興と発展のために立ち上がり、恒久平和を願い、全身全霊で取り組んだ人々の想いを、将来を担う児童・生徒とともに考え、未来に伝えていきたいと思い、単行本を贈呈した。この本を通じて、当時の人びとが抱いた勇気、責任感、矜持などを学んでもらうとともに、自発的に行動する強い意志や周囲の人を敬う心を持ち続けてくれることを願っている」と述べた。