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科学的根拠に基づく安全な学校とは? プロジェクト成果会開催1/22

 「国際基準の安全な学校・地域づくりに向けた協働活動支援」プロジェクトは2016年1月22日、ワークショップや教材などのプログラムを紹介し、体験会を開催するイベント「子どもの安全×エビデンス」を実施する。参加は無料。

教育イベント 先生
 「国際基準の安全な学校・地域づくりに向けた協働活動支援」プロジェクトは2016年1月22日、ワークショップや教材などのプログラムを紹介し、体験会を開催するイベント「子どもの安全×エビデンス」を実施する。参加は無料。

 「子どもの安全×エビデンス」は、「国際基準の安全な学校・地域づくりに向けた協働活動支援」プロジェクトの成果報告会と体験会。当日は、同プロジェクトにおいて開発されたワークショップ・教材などが紹介され、その場で参加者に向けた体験会も実施する。

 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)におけるプログラムへ採択された「国際基準の安全な学校・地域づくりに向けた協働活動支援」プロジェクトは、RISTEXの「犯罪からの子どもの安全」研究開発領域で得られた研究成果の一部。これまでの研究で得られた科学的根拠に基づき開発してきた各種教材ツールを通じ、「犯罪からの子どもの安全」のみならず、交通事故や転倒事故、多様な災害からの子どもの安全に寄与する設計を行う。

 プロジェクトの目指す国際基準の安全な学校・地域づくりとは、“エビデンス(科学的根拠)に基づいた安全な生活環境づくり”のこと。具体的には、「事故・暴力等による外傷の発生頻度とその原因を記録するプログラム」や「プログラムのプロセス、変化による影響を評価する基準または方法」の作成・実行を支援するツールを、安全な学校・地域づくりを進める担い手が使いやすいように改良し、研究成果を還元するように図ること。

 当日は、第一部ではプログラムの研究開発や社会実装にかかわったプロジェクトメンバーが自らがプロジェクトの成果報告を行い、プログラムを活用した学校や地域の関係者からのコメントも寄せられる。おもな登壇者は、重根美香氏(子ども安全まちづくりパートナーズ研究員、明治大学理工学部研究員)や若林直子氏(子ども安全まちづくりパートナーズ研究員、千葉大学大学院工学研究科特任研究員)、下田太一氏(青少年メディア研究協会理事長)ほか。「学校や児童館などで子どもたちがどうしたら重篤な怪我をせずに過ごせるか」といったテーマや、「子どもとケータイ・インターネット」「障害サーベイランスに基づく安全学習プログラム」などについて研究成果を発表する。

 また、第二部では、参加者が実際に開発されたプログラム体験のセッションに参加できる。参加はすべて無料で、事前にメール、電話、またはFAXで申し込む。会場は、東京都千代田区の「ワテラス コモン」。教育現場に携わる教職員や保護者の参加を受け付けている。主催者は「プロジェクト期間中は、多くの学校・地域を対象に実験的に実装を図り、プロジェクト終了後は、(プロジェクトが)子どもの安全に関わる各種団体へ広がることを期待している」とコメントしている。

◆子どもの安全×エビデンス
日時:1月22日(金)10:00~15:30
 第一部 成果報告会 10:00~12:30
 第二部 プログラム体験会 13:30~15:30
場所:ワテラス コモン 3階ホール・2階ギャラリー(東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地)
主催:「国際基準の安全な学校・地域づくりに向けた協働活動支援」プロジェクト
共催:国立研究開発法人 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター「研究開発成果実装支援プログラム(成果統合型)」
参加費:無料
申込み:当日参加、事前申込みいずれも可能。事前申込みの場合は、メールまたはFAXに所属・氏名を明記のうえ、申し込む

・プロジェクト参加団体(順不同)
大阪教育大学 安全教育研究会
科学警察研究所
子ども安全まちづくりパートナーズ
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
昭和薬科大学 ここほっとルーム
青少年メディア研究協会
Safe Kids Japan
福岡教育大学 小泉令三研究室
明治大学 山本俊哉研究室
早稲田大学 小島隆矢研究室
《北原梨津子》

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