【高校受験2016】茨城県公立高校入試<理科>講評…天体問題は難易度高

 3月3日、平成28年度茨城県立高等学校入学者選抜一般入学学力検査が実施された。リセマムでは、市進教育グループ「茨進」の協力を得て、学力検査の「理科」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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2016年度 茨城県公立高校 講評 理科
  • 2016年度 茨城県公立高校 講評 理科
 3月3日、平成28年度茨城県立高等学校入学者選抜一般入学学力検査が実施された。一般学力検査の全日制総計募集人員19,830人に対し志願者数は21,639人で、倍率は1.09倍。リセマムでは、市進教育グループ「茨進」の協力を得て、学力検査の「理科」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。

◆<理科>講評(茨進 提供)

 例年通り大問は6つで、物理・化学・生物・地学の4つの分野から幅広く出題されていました。基本的な問題から多く出題されましたが、大問5に出題された天体の問題は難易度の高い問題であったといえます。また、計算問題では教科書に載っている公式を覚えていれば解ける問題ばかりで比較的易しかったといえます。

(1)小問集合

 基本的な知識・理解の程度を見る記号選択問題で、例年通り物理・化学・生物・地学の分野から各一問ずつ出題されました。言葉の意味や、実験結果を把握していればすぐに解答できたでしょう。

(2)小問集合

 大問1と同様に基本的な知識・理解の程度を見る問題でした。用語だけでなく、各数値の計算方法や資料の中で見るべきデータをしっかりと覚えていれば解答できる問題となっていました。図や表などを見て答える問題が出題されていたため、それらを読み取る力が必要であったといえます。

(3)化学分野

 酸化銅の還元について出題されました。設問が会話文の形式で出題されましたが、ほとんどが基本的な問題で解答しやすい問題であったといえます。記述問題は実験の手順やその注意点をしっかりとおさえることができていれば得点できたでしょう。

(4)地学分野

 天体からの出題となりました。年周運動や星座をからめた問題など大問全体を通し、難易度の高い問題が出題されました。また(2)3の黄道についての記述問題に関しては基礎的な内容となっており得点しやすいものでした。

(5)生物分野

 血液の循環、肺胞と柔毛のはたらきについて出題されました。血液の循環については血管の種類や性質について理解していれば得点しやすい問題であったといえます。(3)2では肺胞についての記述問題が出題されましたが、基本的は問題であったため解答しやすいと思います。

(6)物理分野

 圧力について出題されました。(1)ではレンガがスポンジを押す力の大きさについての問題、(2)では圧力の基礎的な知識を問うものであり、いずれも得点しやすい問題となりました。(3)では記述問題と計算問題でしたが、公式をしっかりと理解し、計算できれば記述も書き易かったと思います。
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 このレポートは2016年3月3日に速報として茨進により作成されたもの。

協力:茨進
《編集部》

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