Moodleとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

 Moodleとは【ひとことで言うと】「無償で利用できる、eラーニングのシステム。オンライン学習のコースを作成可能」

教育ICT 先生
Moodleとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】
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 特集「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。

◆Moodleとは


【読み】ムードル
【表記】Modular Object-Oriented Dynamic Learning Environment
【分類】ソフトウェア
【ひとことで言うと】
「無償で利用できる、eラーニングのシステム。オンライン学習のコースを作成可能」
【解説】
 「Moodle」は、教育者であるマーチン・ドウギアマス博士が開発したeラーニングのシステムだ。授業での資料配付、授業の展開、小テストの実施、レポートの提出や添削、成績データの管理など、eラーニング環境の基礎がすべて揃っている。教材(資料、ファイル、テスト、レポート)はコース単位で管理できるので、授業ごとにコースを作り、さまざまな教材を配置していくイメージで、eラーニングを作成できる。

 オープンソースライセンスで開発されており、誰でも無償でダウンロード・利用・配布ができる。日本語を含む70以上の言語に対応。20年以上の利用実績があるほか、ブラウザを通じて手軽にeラーニングを利用できるため、世界中で利用されている。自力での導入・利用には、サーバー管理やプログラミング言語「PHP」の知識があるのが望ましい。ただし有志により、初心者向けの手引きも多数公開されている。

 「moodle」という英単語は“ノンビリ散歩する”といった意味をもっており、“学習者が気軽に知識に触れられる環境作り”を目指しているとのこと。

 2016年3月時点の最新バージョンは3.0.3。バージョン1.x、2.xもいまだ利用されている。

【関連用語】eラーニング、オープンソース
【最終更新日】2016年4月13日
《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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