京都大学総合博物館は、昆虫学の最前線を紹介する企画展「虫を知りつくす~京都大学の挑戦~」を7月13日から10月23日まで開催する。期間中には京大教授らによる特別講演会やガチャポンクイズも実施される。 京都大学では、京都帝国大学の時代から日本の昆虫学の拠点として、昆虫の生態や進化およびその背景にあるメカニズムの解明について研究をしている。展覧会では、京都大学の昆虫研究者が、昆虫学の最前線や昆虫の面白さについて紹介する。 期間中には、京大の研究者による特別講演会「昆虫アカデミア」が開催される。「虫たちの社会・シロアリ王国の冒険」や「長~いゾウムシの『鼻』はどうして進化したの?」など、昆虫の生態などについての講演が行われる。受講料は無料。なお講演会を開催する土曜日には、毎週土曜日に館内エントランスホールで開催している「子ども博物館」に、昆虫学を専門とする大学院生が参加する。 このほか、抽選でオリジナルグッズがあたるガチャポンクイズも実施する。虫好きな子どもたちから最先端の昆虫研究を知りたい大人まで楽しめる内容になっているという。 開催期間は7月13日から10月23日まで。入館料は一般400円、高校・大学生300円、小・中学生200円。◆京都大学総合博物館平成28年度企画展~「虫を知りつくす」京都大学の挑戦~開催期間:7月13日(水)~10月23日(日)開催時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)入館料:一般400円/高校・大学生300円/小・中学生200円【特別講演会シリーズ・昆虫アカデミア】時間:13:30~14:30会場:本館3階講演室受講料:無料(別途博物館への入館料が必要)開催日・テーマ:7月23日(土)「虫たちの社会・シロアリ王国の冒険」7月24日(日)「長~いゾウムシの『鼻』はどうして進化したの?」 7月30日(土)「クマゼミはなぜこんなに多いのか」 8月6日(土)「模様はどのようにしてつくられるのか・ミズタマショウジョウバエを例に」8月7日(日)「砂漠で生きる昆虫」8月20日(土)「生き物の多様性を生み出す虫と植物のネットワーク」 8月21日(日)「ロボティクス×社会性昆虫学」9月3日(土)「植物のかおりの生態学」 9月17日(土)「昆虫研究におけるケミストリー」 10月8日(土)「花と昆虫の共進化」10月9日(日)「熱帯雨林の昆虫調査」 10月22日(土)「受粉することを『覚えた』蛾―ハナホソガ」 10月23日(日)「虫たちの社会・シロアリ王国の冒険」