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2025年イグ・ノーベル賞受賞者ら登壇、日本科学未来館1/10

 日本科学未来館は、イグ・ノーベル賞の公式イベント「Ig Nobel Face-to-Face in JAPAN」を2026年1月10日に開催する。2025年イグ・ノーベル賞を受賞した児嶋朋貴氏らが登壇し、受賞研究の解説のほか、研究者を志したきっかけや研究の魅力、科学に対する情熱について話を聞く。

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イグ・ノーベル賞公式ビジュアル
  • イグ・ノーベル賞公式ビジュアル
  • 2024年のイベントのようす(紙飛行機とばし)

 日本科学未来館は、イグ・ノーベル賞の公式イベント「Ig Nobel Face-to-Face in JAPAN」を2026年1月10日に開催する。2025年イグ・ノーベル賞を受賞した児嶋朋貴氏、さらにはノーベル賞受賞者の梶田隆章氏などが登壇し、受賞研究の解説のほか、研究者を志したきっかけや研究の魅力、科学に対する情熱について話を聞く。オープニングには、イグ・ノーベル賞イベントで恒例の「紙飛行機とばし」を登壇者と参加者が一緒に行う。

 人々を思わず笑わせ、そして考えさせてくれる――そんな研究をした約10のグループや個人に毎年贈られるイグ・ノーベル賞。2025年で35回目を迎え、19年連続で日本人研究者が選ばれていることもあり、日本でもなじみのある賞になった。「Ig Nobel Face-to-Face」は米国で2023年から始まったイベントである。本国の米国で初めて開催されたこの年から日本版を未来館で開催し、今回で3回目になる。2025年からは10月に英国、11月にドイツ、12月にフランスとさまざまな国で開催されるようになった。「素朴な疑問から始まる科学」を伝え、科学・技術の面白さや奥深さを共有することを目的としている。

 イベントには、「シマウマ模様の塗装による牛の吸血昆虫対策に関する研究」で2025年のイグ・ノーベル賞を受賞した農研機構の児嶋朋貴氏、「電気を流した箸やストローで食品の味を変える実験」で2023年に受賞した明治大学の宮下芳明氏、「雄と雌で生殖器の形状が逆転している昆虫の発見」で2017年に受賞した北海道大学の吉澤和徳氏、さらに「ニュートリノ質量の存在を示すニュートリノ振動の発見」で2015年にノーベル物理学賞を受賞した東京大学の梶田隆章氏が登壇する。

 イベントプログラムは3部構成となっている。オープニングでは参加者が紙飛行機を折り、全員一斉に舞台の的に向かって飛ばす。第1部のスピーチでは、登壇者に、受賞された研究内容や現在の研究について紹介する。第2部「ヒトはなぜ科学をするのか?」では、第1部の登壇者4人に、研究を始めたきっかけや研究の魅力、科学に対する情熱や研究の面白さなどを聞く。第3部の抽選会では、米国で開催された「Ig Nobel Face-to-Face」イベントの公式グッズのほか、受賞者のサイン入りグッズなどが当たる抽選会を行う。

 司会は古澤輝由氏(インプロバブル・リサーチ/イグ・ノーベル賞 日本担当ディレクター/立教大学 理学部 SCOLA 特任准教授)、ファシリテーターは伊藤映美氏(日本科学未来館 科学コミュニケーター)が務める。

◆Ig Nobel Face-to-Face in JAPAN
日時:2026年1月10日(土)13:00~16:00
会場:日本科学未来館 7階 未来館ホール
対象:小学4年生以上
募集人数:300人
締切:2026年1月7日17:00
※先着順
参加費:無料(別途入館料が必要)
申込方法:日本科学未来館Webサイトより

《風巻塔子》

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