「コウノトリ大作戦!」公開 “狼の組体操”監修はピエール杉浦氏

 “コウノトリが赤ちゃんを運んでくる”という、誰でも一度は耳にしたことがあるであろう世界的寓話をもとに描かれるアニメーション映画「コウノトリ大作戦!」。ほかの洋画作品には見られない日本語吹替版翻訳は、ピエール杉浦(杉浦理史)氏であることがわかった。

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 “コウノトリが赤ちゃんを運んでくる”という、誰でも一度は耳にしたことがあるだろう世界的寓話をもとに描かれるアニメーション映画「コウノトリ大作戦!」。ピクサー作品を手がけたアニメーターほか豪華制作陣を迎え、いよいよ11月3日より全国上映が開始された。日本語吹替版翻訳および作中の“狼の組体操”は、ピエール杉浦(杉浦理史)氏が務めていることがわかった。

 この「コウノトリ大作戦!」の特徴は、「ファインディング・ニモ」や「モンスターズ・インク」「トイ・ストーリー」などのピクサー作品を手がけた天才アニメーターであるダグ・スウィートランドが監督を務めていることはもちろん、洋画作品にはあまり見られないという、日本語吹替版翻訳に監修が入っていることがあげられるという。

 監修を務めたのは、NHKの子ども向け番組やアニメーションの構成・脚本を担当する放送作家、ピエール杉浦(杉浦理史)氏だ。国民的ブームとなったNHK Eテレの「おしりかじり虫」のシリーズ構成をはじめ、「シャキーン!」「大!天才てれびくん」などの構成も手がけ、2014年に放送されたアニメ「ばらかもん」のシリーズ構成・脚本も担当するなど、その活躍は多岐にわたる。

 特に、試写会後の親子からは好評だという“狼の組体操”は、ピエール杉浦氏の特徴が顕著に現れたワンシーンだという。狼たちが奇想天外な隊列を組み、吊橋や車のほか、潜水艦までを再現。主人公たちを追い詰める姿を、子どもたちにお馴染みの「組体操」で表現し、子どもから大人まで、わかりやすく伝えている。

 作品の出来は「観終わったら子どもを抱きしめたくなる、感動の映画」(ピエール杉浦氏)。次々に起こるトラブルを乗り越え、コウノトリ配達員の「ジュニア」は人間の家族のもとへ、赤ちゃんを無事届けることができるのだろうか。驚きの組体操を含め、冒険の結末を親子一緒に見守ってはいかがだろうか。

◆コウノトリ大作戦!
2016年11月3日(木・祝)全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
《佐藤亜希》

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