大問3 難易度は昨年並み。 A会話問題は2題共標準的であり、問2はI’m afraid I don’t have time today.のtodayのところをしっかり読み取り、問2は空所のうしろの「他の場所を探そう」までしっかり理解して解答する。 Bの問題は問1は「突然のデザイン話」、問2は「passengerをgoods扱いしている」ので容易に解答できるが、問3はしっかり集中して読まないと見つけにくい問題であった。 Cの討論の問題は、ひとつひとつじっくり精読できれば難しい問題はない。ただ、途中で集中力が切れてしまうと文字だけを追ってしまう受験生もいたかもしれない。ここは集中力がカギとなる。
大問5 自分が猫になり「客観的に自分を見つめなおす」という内容で、まさに問5の答えとなるObserving yourself can lead to self-change.がテーマとなっている。 母親から勉強していないことを指摘され、A sign of frustration briefly appeared on my face, but it disappeared in an instant. My face was again as expressionless as it had been before. “I don’t like this guy,” I thought.の部分が落ち着いて読めたかが解答のカギとなった。「イライラした顔に一瞬なり、すぐに無表情に変わる自分を客観的に見て、自分の態度が良くないと感じた」という内容がつかめればよい。 全体的に、はじめのうちは内容が掴みにくいかもしれないが、しっかりと読み進めて後半に入れば自分と猫が入れ替わっている話だとわかる。途中であきらめずに辛抱強く後半まで読めたかがカギ。難易度は昨年並み。
大問6 「友情を続ける秘訣」という文章。パラグラフ2、3、4については、冒頭でテーマが示され、For example, …で説明される、という単純明快な構成で受験生にとっては読みやすかったと思われる。 特に問2や問4は消去法で考えれば容易に解答でき、問3も、本文中のkeep O from ~ingの構文とその内容が読み取れれば難しくはない。問5もlastが動詞で使用されると「続く」の意味になることを知っていれば容易。 全体を通して読みやすく、難易度は昨年よりも易化と言える。