上野動物園、パンダの繁殖に向けた準備を開始

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 上野動物園は1月16日、ジャイアントパンダに今後、発情の兆候が見られた場合、速やかに交配に向けた環境を整えられるよう、事前の準備を開始したと発表した。現在、オスのリーリーには発情に係る行動が見られるという。

 上野動物園では、リーリー(オス)とシンシン(メス)の2頭のジャイアントパンダを飼育している。屋外放飼場で自由に過ごしている2頭は、柵越しにお互いを確認できる個所があり、現在は自由に過ごしている。

 2016年12月8日ごろから、オスのリーリーに、明け方に室内を歩き回る、マーキングの回数が増える、体の一部を冷やす回数が増えるなどの発情に係る行動が見られるようになった。現在、メスのシンシンに発情兆候は見られていないが、メスの交配適期を見極め、交配適期にあたる数日間に交配のための同居を行う予定だ。

 パンダが繁殖に集中できる落ち着いた環境を速やかに整えるため、事前に観覧通路外側へ目隠し(フェンス)を設置。同居させる状況になったと判断された場合は、開園日であってもジャイアントパンダの展示を終日中止するが、展示中止まではパンダ舎内観覧通路からジャイアントパンダを見ることができる。展示を中止する際にはあらためて発表するほか、Webサイトや上野動物園のすべての出入口に掲示する。

 ジャイアントパンダの繁殖期は2月から5月ごろまでの年1回。この期間中にメスの妊娠の可能性が高まるのは数日間だけだという。上野動物園では、自然交配による繁殖を目指しているが、メスに発情が見られても交尾に至らない場合は、中国野生動物保護協会の専門家と協議のうえ、人工授精を実施することも検討している。
《外岡紘代》

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