【高校受験2017】神奈川県公立<理科>講評…2年連続易化

 平成29年度(2017年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜が行われた。リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

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平成29年度(2017年度) 神奈川県公立高校 講評 <理科>
  • 平成29年度(2017年度) 神奈川県公立高校 講評 <理科>
 平成29年度(2017年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜が行われた。全日制課程の募集定員43,593人に対し、志願者数は52,912人。平均倍率は1.21倍。リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

◆<理科>講評(湘南ゼミナール 提供)

 昨年と比較し大幅に変わらず、大問構成は、小問数や配点で多少の変化はあり。

 全体を通しては、2年連続で易化したといえる。ただし、易化したとはいえ、引き続き用語を暗記するだけでは対応しにくい問題が多く、問題文の読み取りなどの読解力が必要である。また、記述問題の出題が昨年度の3題から2題に減っている。

 問1・問5の物理分野では、例年みられた「浮力」の問題は出題されなかったが、問5の物体と運動エネルギーの実験は例年出題されないタイプのものだった。問2・問6の化学分野では、定番の問題が出題された。問3・問7の生物分野では、それほど高度な知識は必要とされないが、問題文の読み取り力が問われる。問4・問8の地学分野では、読み取り・知識・計算と非常にバランスの良い構成となっている。

 今後の対策としては、正確な知識を問う問題が増加したため、ふだんから定期試験レベルの理解をしておくことが必要である。また、問3(ア)・(イ)や問4(ウ)・問5・問7・問8のように文章や与えられた図・表などから必要な情報を読み取る練習をしていくと良い。
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 このレポートは2017年2月15日に、速報として湘南ゼミナールにより作成されたもの。


協力:湘南ゼミナール(執筆:丸山悠介氏)
《編集部》

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