大阪府吹田市にある国立民族学博物館(みんぱく)は、2017年に開館40周年を迎えることを記念し、4月1日より小・中学生の観覧料を無料にする。本館展示や企画展示のほか、40周年を記念した特別展示などすべての展示の観覧料が無料になる。 1977年11月17日に開館した「みんぱく」は、今年開館40周年を迎えることを記念し、さまざまな記念事業を行う。次世代を担うより多くの小・中学生に展示をみてもらいたいとの思いから、これまで110円だった小・中学生の観覧料を4月1日よりすべて無料にする。 そのほか、40周年記念事業として特別展や企画展を行う。現在開催している記念特別展「ビーズ-つなぐ・かざる・みせる」では、飾り玉、数珠玉、トンボ玉など、歴史の中で生み出されたさまざまなビーズを人類が作り出した最高の傑作品の1つとして捉え、つくる楽しみ、飾る楽しみといったビーズの魅力を紹介している。会期は6月6日まで。 8月10日~10月10日には、シーボルト没後150年を記念し、シーボルトがミュンヘンで開いた「日本博物館」の再現を試みる記念特別展「よみがえれ!シーボルトの日本博物館」を開催。9月7日~12月5日には、2017年に建国150周年を迎えるカナダと先住民との関係の変化に着目した記念企画展「カナダ先住民の文化の力-過去・現在・未来」が開催される。◆国立民族学博物館開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日が休館日)、年末年始(12月28日~1月4日)※大阪市または北大阪地域に「暴風警報」が発令されるか、自然文化園が休園となった場合は休館になる場合あり観覧料:一般420円、高校・大学生250円、小・中学生 無料(2017年4月1日より)