京都大学総合博物館は、創立20周年を記念した平成29年度企画展「標本からみる京都大学動物学のはじまり」を6月21日から10月8日まで開催する。会期中は、教授らによる講演会や展示解説、研究紹介などのイベントも実施される。 動物学の分野でも世界をリードする京都大学では、その研究や教育の歴史において標本が重要な役割を果たしてきたという。今回、京都大学総合博物館の設立20周年を記念し、京都大学が持つ100年以上の標本の歴史に基づく企画展を開催。京都大学の動物学のはじまりについて、1890(明治23)年までさかのぼる標本をもとに新しい視点で探るほか、第三高等学校が購入・収集し現在までの京都大学で教育・研究に活用された標本の展示や、明治・大正期の第三高等学校や京都における動物学を紹介する。 会期中は、京都大学教授などによる「本草学から動物学へ」や「三高動物学とこれからの博物館科学」など3つの講演会も実施。本川雅治・京都大学教授による展示解説も5回予定されている。そのほか研究紹介や大学博物館シンポジウムも開催予定。シンポジウムのみ事前申込みが必要。それ以外は申込み不要で当日先着順にて参加できる。 企画展は誰でも鑑賞可能。京都大学総合博物館の入館料は、一般400円、高校・大学生300円、小・中学生200円。◆京都大学総合博物館 創立20周記念 平成29年度企画展 「標本からみる京都大学動物学のはじまり」会期:2017年6月21日(水)~10月8日(日)時間:9:30~16:30(入館16:00まで)休館日:月曜日・火曜日(平日・祝日にかかわらず)入館料:一般400円、高校・大学生300円、小・中学生200円【展示解説】日程:2017年7月8日(土)、7月29日(土)、8月19日(土)、9月16日(土)、10月7日(土)時間:14:00~14:30(日本語)、15:00~15:30(英語)場所:京都大学総合博物館 企画展示室申込み:不要【講演会】日時・テーマ:・2017年6月24日(土)14:00~16:00 「京都における明治・大正期の動物学、平瀬與一郎、平瀬貝類博物館」・2017年7月15日(土)14:00~15:30 「本草学から動物学へ」・2017年8月5日(土)14:00~15:30 「三高動物学とこれからの博物館科学」場所:京都大学総合博物館 3階講演室申込み:不要、先着順【研究紹介】日時・テーマ:・2017年8月26日(土)13:00~16:00 「京都大学の動物学研究のいま」・2017年9月2日(土)13:00~16:00 「アジアの動物学研究のいま」※発表は英語、通訳なし場所:京都大学総合博物館 企画展示室申込み:不要【大学博物館シンポジウム】日時:2017年7月2日(日)13:00~17:00場所:京都大学総合博物館 3階講演室申込み:事前にメールにて申込みが必要(詳細はWebサイトで確認できる)※すべて英語、通訳なし