大阪府で「ダニ」媒介感染症、野山に入る際の注意とは

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 大阪府は8月1日、府内で初めてダニ媒介感染症である「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の患者が確認されたことから、府民に注意喚起を行った。藪や野山へ出かけるときはマダニに咬まれないよう、長そで長ズボン、絞り口付き長靴などを着用するなど対策も紹介している。

 「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の国内初の症例は、平成25年1月30日に山口県で確認されている。その後、ほかの都道府県でも患者が確認され、同年3月に感染症法上の四類感染症に指定。以降、平成29年6月28日までに国内で266例の報告があるという。大阪府内では7月末、藤井寺保健所管内で感染者の報告があり、府内では確認されたのは初めて。

 SFTSのおもな初期症状は全身倦怠感、消化器症状となっており、有効な薬剤やワクチンはないため対症的な治療を行う。今回の患者も、7月14日から17日に県外に滞在した際に野山に出かけ、23日ごろから発熱、下痢、嘔吐の症状があった。24日に医療機関を受診し、31日にはSFTSウイルス遺伝子が検出され、現在は入院加療中だという。

 大阪府では、藪や野山に出かけるときの対策として、長そで長ズボン、絞り口付き長靴などを着用することや虫よけスプレー(有効成分:ディート、イカリジン)を使用することを紹介。レインウェアのようななめらかな生地はマダニがつきにくく、白っぽい服装の方が服についたマダニを発見しやすくなるとアドバイスしている。そのほか、着終わった服はナイロン袋などに入れてすぐに洗濯すること、帰宅後は必ず入浴し、ダニが体表についていないかよく点検することなどがある。

 SFTSを発症したネコやイヌの体液などからも感染する可能性があるため、体調不良の動物と触れる際は注意が必要。ダニに咬まれた場合、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱した場合は医療機関を受診する。吸血中のダニが皮膚についているときは、無理に取らずに医療機関で処置してもらう。

 これらの重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関する情報やマダニへの対策は、大阪府Webサイトのほか、厚生労働省や国立感染症研究所のWebサイトでも閲覧できる。
《黄金崎綾乃》

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