ノーベル賞2017、物理学賞発表は10/3午後6時45分から…日本人受賞者を予想

 10月2日(日本時間)から始まった、2017年のノーベル賞発表。3日は日本時間午後6時45分からノーベル物理学賞(The Nobel Prize in Physics)が発表される。日本人受賞者の発表に期待がかかる中、日本科学未来館は香取秀俊氏の研究を取り上げる。

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 10月2日(日本時間)から始まった、2017年のノーベル賞発表。医学・生理学賞は体内時計の仕組みを解明したJeffrey C. Hall(ジェフリー・ホール)氏、Michael Rosbash(マイケル・ロスバシュ)氏、およびMichael W. Young(マイケル・ヤング)氏に決定した。3日は日本時間午後6時45分からノーベル物理学賞(The Nobel Prize in Physics)が発表される。

 ノーベル物理学賞は、1901年から表彰が開始されたノーベル賞のうちの一部問。2017年まで、アメリカの物理学者であるJohn Bardeen(ジョン・バーディーン)氏はこれまでに2度、物理学賞を受賞している。歴代の女性受賞者は2名。日本からは、1949年の湯川秀樹氏、1965年の朝永振一郎氏、1973年の江崎玲於奈(レオ・エサキ)氏、2002年の小柴昌俊氏、2008年の南部陽一郎氏、小林誠氏、益川敏英氏、2014年の赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏、そして2015年の梶田隆章氏が物理学賞受賞者リストに名を連ねている。

 日本科学未来館は、ノーベル賞の発表にあわせた人気企画「どうなる!?どうなった!? 2017年のノーベル賞」を開催中。期間限定で特設パネル展示を行うほか、ノーベル賞に関するサイエンス・ミニトークを実施する。

 日本科学未来館は特別企画のほか、「科学コミュニケーターブログ」では、日本科学未来館スタッフが受賞者を予想中。ノーベル物理学賞には、「光格子時計の先駆的研究」として東京大学大学院工学系研究科教授の香取秀俊氏と、カリフォルニア工科大学名誉教授のキップ・ソーン氏とマサチューセッツ工科大学名誉教授のレイナー・ワイス氏をあげている。香取教授については、「300億年に1秒しかずれない究極の時計」だという光格子時計の仕組みを解説し、「光格子時計を提唱・開発した香取先生がノーベル賞をとらない理由が見当たりません!」と断言。ノーベル賞にふさわしい「スゴすぎる」研究が多々あることから、科学コミュニケーターはみな、受賞を楽しみに待っているようすを伝えた。

 科学コミュニケーターによる予想と解説は、ニコニコ生放送でライブ放送予定。10月3日は午後5時から、ニコニコ生放送内の公式チャンネルで放送する。

◆日本科学未来館 ニコニコ生放送「ノーベル賞2017」
【物理学賞】ノーベル賞発表の瞬間をみんなで迎えよう@日本科学未来館
放送日時:2017年10月3日(火)17:00~19:00
《佐藤亜希》

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