東京藝大130周年記念、幼児からアーティストまで一挙展示11/17-12/3

 東京藝術大学は2017年11月17日から12月3日までの期間、大学創立130周年記念事業として幼稚園児、小中高生、現役大学生からアー ティストまでの作品を一堂に展示する展覧会を開催する。観覧料は無料。美術教育の流れを体験することができる貴重な展覧会だ。

教育イベント 未就学児
 東京藝術大学は2017年11月17日から12月3日までの期間、大学創立130周年記念事業として幼稚園児、小中高生、現役大学生からアー ティストまでの作品を一堂に展示する展覧会を開催する。観覧料は無料。美術教育の流れを体験することができる貴重な展覧会だ。

 全国美術・教育リサーチプロジェクト―文化芸術基盤の拡大を目指して―『子供は誰でも芸術家だ。問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ パブロ・ピカソ』」は、東京藝術大学130周年記念事業の一環として開催される展覧会

 価値観が多様化する現代において、個性や想像力を育む美術教育の役割は非常に重要であるという。子どもから大人までさまざまな段階の芸術作品を一連の流れで展示することで、幼稚園・小学校・中学校・高校・その先の将来と繋がる美術教育の流れが途切れることのないよう、大学との連携を強化しながら子どもたちの成長過程に即した創造力を育成することの必要性を伝える。

 会場には、全国の美術コンクールから集められた優秀作品や美術教育の現場で生まれた園児、児童、生徒の作品、東京藝術大学在籍中の現役大学生などによる作品、東京藝術大学を卒業したプロアーティストたちの作品、さらに東京藝術大学教員の幼少期時代の作品と現在の作品など、通常の展覧会とは一味異なる展示を見ることができる。

 また、開催初日の11月17日には関連企画として特別シンポジウム「日本・美術・教育」を開催。幼少期からアーティストへの成長課程における美術・教育の現状や課題、改善方法などについて、大学美術教育に携わる5人のアーティストが議論を行う。11月18日には東京藝術大学教員と幼稚園・小学校・中学校・高校の教員による公開ディスカッション、ラウンドテーブル「『美術』において育成すべき資質・能力とは?」を開催。いずれも事前申込み不要、参加無料。詳細はWebサイトで確認できる。

◆東京藝術大学130周年記念事業
「全国美術・教育リサーチプロジェクト ―文化芸術基盤の拡大を目指して―
『子供は誰でも芸術家だ。問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ。パブロ・ピカソ』」
会期:2017年11月17日(金)~12月3日(日)
時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
※会期中の金・土曜日は20:00まで開館(入館は19:30まで)
休館日:月曜日
会場:東京藝術大学大学美術館 本館 展示室3、4
観覧料:無料

【特別シンポジウム「日本・美術・教育」】
日時:2017年11月17日(金)14:00~16:00
会場:東京藝術大学美術学部絵画棟1階 大石膏室
※申込み不要・参加無料

【ラウンドテーブル「『美術』において育成すべき資質・能力とは?」―東京藝術大学教員と幼・小・中・高の教員による公開ディスカッション―】
日時:2017年11月18日(土)14:00~16:00
会場:東京藝術大学美術館3階 展示会場内
※申込み不要・参加費無料
《畑山望》

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