文部科学省は平成29年12月1日、平成29年度(2017年度)国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況を発表した。推薦入試の入学者数は、公立・私立大学で増加しており、私立大学では入学者の40.5%を占めることが明らかになった。 平成29年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況調査は、平成29年5月1日時点で集計したもの。欠員補充第2次募集に係るものや、平成28年秋季入学者の数を含む。ただし、通信課程や外国人留学生を対象とする選抜は含まない。 平成29年度大学入学者選抜について、入学志願者数は、国立が38万936人、公立が16万506人、私立が391万3,897人。平成28年度と比べて国立は減少し、公立と私立は増加した。志願倍率は、国立が4.0倍、公立が5.4倍、私立が8.3倍。 アドミッション・オフィス入試(AO入試)の入学者数は、国立・公立・私立大学で増加した。入学者全体に占める割合は、国立が3.3%、公立が2.4%、私立が10.7%。 推薦入試の入学者数は、国立で減少し、公立と私立で増加した。入学者全体に占める割合は、国立が12.2%、公立が24.4%、私立が40.5%にのぼる。 短期大学の入学者選抜について、入学志願者数は、公立が6,874人、私立が7万7,997人。平成28年度と比べて公立も私立も減少した。志願倍率は公立が2.4倍。私立が1.3倍だった。