平成30年度(2018年度)東京都立高等学校入学者選抜(都立入試)の学力検査が、平成30年2月23日(金)に実施された。全日制は募集人員31,490人に対し45,216人が志願し、最終志願倍率は1.44倍。リセマムでは、SAPIX中学部(サピックス)の協力を得て、学力検査の「国語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。◆<国語>講評(SAPIX中学部 提供) 難易度に大きな差。各校の求める生徒像が浮き彫りに。・共通問題 共通問題は形式・内容ともに例年と大きな変更がなく、客観式設問が多く見られました。・自校作成問題 日比谷は、分量はそれほど多くないものの、抽象的で読みにくい文章が出題されています。 西は文学的文章で長めの記述問題が出されたものの平易で、差がついたのは説明的文章だと思われます。 国立は標準的なセットで、この学校にしては取り組みやすい出題でした。 八王子東は記述量が多かったので対策してきた生徒には有利だったでしょう。 戸山は説明的文章を速やかに処理できたかどうかで、得点に差がついたと思われます。 青山は全体的に難しいセットで、時間配分に苦しんだ生徒も多かったでしょう。 立川は古文を含む文章で特徴的な問題があったものの、全体的には標準的な出題でした。-- このレポートは、平成30年2月24日(土)に速報としてSAPIX中学部が作成したもの。問題を見る SAPIX中学部は、新小学5・6年生、新中学1・2・3年生(現小4・5・6生、現中1・2生)とその保護者を対象に、平成30年3月10日(土)から順次「高校入試分析会 ~地域別 入試概況~」および「高校入試分析会 ~志望校別 データ分析~」を実施する。講演内容や会場、申込み方法などの詳細は、SAPIX中学部のWebサイトで確認できる。協力:SAPIX中学部