つくられたのは祖父母の時代、水泳十則に学ぶ日常のヒント

 2018年2月17~18日の間、「第34回コナミオープン水泳競技大会」が東京辰巳国際水泳場(東京都江東区)にて開催された。

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「第34回コナミオープン水泳競技大会」
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2018年2月17~18日の間、「第34回コナミオープン水泳競技大会」が東京辰巳国際水泳場(東京都江東区)にて開催された。

大会の公式パンフレットを覗いてみた。その中には、初代日本水上競技連盟会長である、末弘厳太郎(すえひろ いずたろう)氏が選手に残した、「練習十則(水泳十則)」が載せられていた。

パンフレットには、「『温故知新』70年を過ぎた今日でも、我々の参考になる点が、多々あると思い、ここに掲載いたしました。」とある。

「練習十則」は、下記の通りだ。

第一則 先ず正しいトレーニングによって体を作れ。体を作ることを忘れて、いたずらに技巧の習得に努めても決してタイムは上がらない。

第二則 体と泳ぎを作ることを目的とする基礎学習と、レース前の調子を作ることを目的とする練習とを混同してはならぬ。レース前になって、むやみにタイムばかりを取るような練習は、最も悪い練習である。肉体的にも、精神的にもいたずらに精力を消耗するだけのことである。

第三則 むやみに力泳するよりは、水に乗る調子を体得する事が何よりも大切である。

第四則 スタートとターニングとの練習は、泳ぎそのものの練習よりも大切だと思わなければならぬ。

第五則 一つ一つのストロークを失敗しないように泳ぐことが、最も良いタイムを得る方法である。

第六則 レース前の練習に当っては毎夕毎晩、体重を測れ。もしも朝の計量において体重の回復が十分でないことを発見したならば練習の分量を減らさなければならない。

第七則 スランプは精神よりはむしろ体力の欠陥に原因していると思わねばならぬ。いたずらにあせるより、思い切って二三日練習を休む方がよろしい。

第八則 レース間際に体を休ませるつもりで力泳を控えることは非常に危険である。体を休ませるために、練習分量を減らしたければ、力泳をせしめつつ、その分量を減らすようにせねばならぬ。休ませるつもりでフラフラ泳がせると調子がくずれてしまう。

第九則 あがる癖のある選手にいくら精神訓話を与えても、何もならない。いかなる場合にも体を柔くして、水に乗って泳げるように徹底的に練習させ、癖づけてしまうことが何より大切である。

第十則 良き練習は良きコーチによってのみ行なわれ得る。しかしコーチにのみに頼って自ら工夫することなき選手は上達しない。

これらの十条。昭和14年、1939年に発表されたものであるから、今の時代にはふさわしくない部分もあるかもしれない。しかし、本質的なところは時を経ても色あせないに違いない。

なにより、七、八、九則などを見てみると当時から精神論に陥ることの危険さに気づいていた先見の明があることがわかる。

競泳のみならず、他のスポーツや日常生活にも取り入れられる部分があるはずだ。

1939年に書かれた「水泳十則」がスゴい...他のスポーツや日常生活にも役に立つ

《編集部@CycleStyle》

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