【高校受験2018】神奈川県立高入試、自己情報開示請求について説明

 神奈川県教育委員会は県立高校受検者に対して、合格発表日に答案の写しと採点結果を渡している。申し出(請求)により、そのほかの入学者選抜に関する情報についても見ることができる制度があり、平成30年3月6日、県のWebサイトに制度を説明する資料が掲載された。

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神奈川県「神奈川県公立高等学校入学者選抜について」
  • 神奈川県「神奈川県公立高等学校入学者選抜について」
  • 神奈川県教育委員会「県立高校を受検する皆さんへ―答案の写しと採点結果をお渡しします―」
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 神奈川県教育委員会は県立高校受検者に対して、合格発表日に答案の写しと採点結果を渡している。申し出(請求)により、そのほかの入学者選抜に関する情報についても見ることができる制度があり、平成30年3月6日、県のWebサイトに制度を説明する資料が掲載された。

 平成30年度(2018年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜では、全日制の一般募集共通選抜に51,780人が志願。2月14日・15日に学力検査と面接・特色検査が実施され、2月27日に42,763人の合格者が発表された。県立20校、市立1校で行われる二次募集には296人が志願しており、3月8日に学力検査と面接による検査を実施。3月15日に合格者が発表される。

 神奈川県教育委員会はWebサイトに、平成30年度(2018年度)県立高等学校入学者選抜の受検者に向けた資料を掲載。資料「県立高校を受検した皆さんへ―答案の写しと採点結果をお渡しします―」によると、受検者が採点結果を確認できるよう、合格発表日に学力検査等の得点と教科別採点結果(「答案の写し」と「問い別採点結果」)を渡しているという。資料には実際に渡される教科別採点結果のイメージが記載されている。

 また、申し出(請求)により、県立高等学校を含む県の機関が持っている「自分の個人情報」を見ることができる制度「自己情報開示請求」についても説明。「答案の写し」や「問い別採点結果」以外の入学者選抜に関する情報は、合格発表日以降に受検した高校に申し出ることで、指定された期日に見ることができるという。

 閲覧可能な情報の例として、記述式問題の採点結果(得点や減点の状況)があげられている。採点結果は、問題ごとに受検番号順に並べられた「答案一覧」のうち、自身の答案部分のみを閲覧。ほかの受検者の答案は見ることができないよう、目隠しがされているという。なお、面接の評価基準や面接者の氏名などを見ることはできない。

 実際に申し出る場合には、受検した高等学校に問い合わせる。なお、答案の写しや採点結果の交付など、入学者選抜に関わる制度などについての問合せは神奈川県教育委員会の指導部高校教育課まで。市立高等学校の取扱いについては、各市教育委員会まで問い合わせる。
《黄金崎綾乃》

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