新生活の人間関係、ヒーローに学ぶ「どうにかする」術

 新たな環境に馴染むための第一歩は自分に必要なものを選ぶこと。状況に応じたものの使いわけを映画アイアンマンから学ぶ、東十条王子のコラム。

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ボディとインクを選んで作る自分だけのボールペン「エラベルノ」
  • ボディとインクを選んで作る自分だけのボールペン「エラベルノ」
 四月。新年度が始まり、職場や学校など、これまでとは違った環境で生活をスタートさせることの多いこの季節。

 新たな環境に身を置く上で、まず気になるのが人間関係だ。初対面の人と打ち解けられるだろうか。または全く見ず知らずの人々に囲まれて上手く溶け込めるだろうか。そんな不安を抱えている人も多いはずだ。

 環境が変わらなければこうした不安も湧かないわけだが、世の中は諸行無常。どんなに嫌がったって誰しもいつかは別の環境へと移らざるを得ない。どうにもならないのなら、状況を受け入れてどうにかするしかない。というわけで、また例によって映画や小説などから「どうにかする」術を学ぼうと思う。

 今回参考にするのは、映画「アイアンマン」だ。

 アメリカンコミックを実写映画化した、2008年より続く人気のシリーズ。巨大軍需企業の社長である主人公のトニー・スタークは、アフガニスタンでテロ組織に捕らわれる。生命維持のための人工心臓と、それを使ったパワードスーツ(「アーマー」と呼ばれている)を開発しテロ組織から逃れたトニーは、自らの力を正義のために使うことを決意。改良したアーマーを装着し、「アイアンマン」となって犯罪者やテロリストを始めとする悪と戦い始める。

 単体の映画としても十分に楽しめる本シリーズだが、同じマーベルコミックの作品を原作とする「キャプテン・アメリカ」や「ハルク」、「スパイダーマン」といった別の作品とも世界観を共有しており、「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」シリーズという壮大な物語の一部としての役割も担っている。また、アイアンマンはMCUの中でも中心に位置し、様々な作品に何らかの形で関わっている。

 屈指の出番を誇るアイアンマンだが、特徴としてアーマーのバリエーションの多さが挙げられる。その数、映画に登場するだけで47。明らかに体型の異なる物から細かい性能の違う物まで、一重にアイアンマンといっても様々な形があるのだ。怪力のヒーロー・ハルクが暴れまわった時には専用の物を装着して止めに入るなど、トニーは状況に応じてこれらアーマーを使い分けている。

 状況に応じた使い分け。これはなにも、アイアンマンとして悪と戦うトニー・スタークに限ったことではなく、日常生活を送る我々一般人に於いても大いに重要な心構えである。

 たとえば、人との接し方が挙げられる。家の中と公の場、もっと細かく分けると、同期同士のおしゃべりと上司の前など、人は誰しもその場の状況で別々のキャラクターを身に纏う。これは決して悪いことではない。むしろ社会に生きる者としては大切な使い分けだ。

 キャラクターだけではない。日常的に使う道具――たとえば文房具にしても、アイアンマンのアーマーの如く、状況に合った使い分けが必要だ。

 ノートであれば、罫線の種類から大きさ、綴じ方まで様々な種類の物が存在する。細かく分類されているため、適材適所の使い分けがしやすいはずだ。

 また、ボディの握り心地やインクの書き心地など、人それぞれにこだわりが分かれるボールペンに関しては、エラベルノをお勧めする。ボディの形状からインクの色や太さ、種類(油性・ゲル)までを自由に組み合わせることが出来る。日によって生じることもある好みの変化にも、柔軟に対応が可能だ。

 新しい環境に身を置いた人に「気を張るな」というのもなかなか難しい話かもしれない。だが、慣れようと努力するのはいつでも簡単に実行出来る。今の状況に最も適した物は何なのか。それを見極めようとする姿勢が、新たな環境に馴染むための第一歩となるのではないだろうか。

新生活も怖くない。ヒーローに学ぶ環境への適応方法

《東十条王子》

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