子どもの読書活動の推進、第四次基本計画が閣議決定

 子どもの読書活動の推進に関する法律に基づき、第四次「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」が2018年4月20日に閣議決定された。2018年度からおおむね5年にわたり、読書習慣の形成や読書への関心を高める取組みを推進していく。

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 子どもの読書活動の推進に関する法律に基づき、第四次「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」が2018年4月20日に閣議決定された。2018年度からおおむね5年にわたり、読書習慣の形成や読書への関心を高める取組みを推進していく。

 2001年に「子どもの読書活動の推進に関する法律」が成立した。この法律は「子どもの読書活動の推進に関し、基本理念を定め、並びに国および地方公共団体の責務等を明らかにする」とともに、国が「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」を策定・公表することや、4月23日を「子ども読書の日」とすることなどを定めている。

 第四次「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」は、「子どもの読書活動の推進に関する法律」に基づき、2018年度から2022年度のおおむね5年にわたる子どもの読書活動推進に関する基本方針と具体的方策を明らかにするもの。

 これまでの分析結果より、「中学生までの読書習慣の形成が不十分」「高校生になり読書の関心度合いの低下」「スマートフォンの普及などによる子どもの読書環境への影響の可能性」が明らかになった。

 そこで、各世代の施策に反映させるため、読書習慣の形成に向けて発達段階ごとの効果的な取組みを推進するほか、書評合戦(ビブリオバトル)など読書への関心を高める取組みを充実させる。また、情報環境の変化が子どもの読書環境に与える影響に関する実態把握・分析をする。

 子どもの読書環境を充実させるため、国・都道府県・市町村は、学校・図書館・民間団体・民間企業などさまざまな機関と連携し、各種取組みを充実・促進していく。
《工藤めぐみ》

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