児童養護施設にスーパーカー出現「夢見ることのすばらしさ伝えたい」

東北新幹線・埼京線がトンネルで越える小高い丘に、小さな児童養護施設がある。ここは東京都北区赤羽台、キリスト教系の社会福祉法人扶助者聖母会が運営する「星美ホーム」。

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児童養護施設 星美ホーム(東京都北区赤羽台)にスーパーカーがやってきた!
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東北新幹線・埼京線がトンネルで越える小高い丘に、小さな児童養護施設がある。ここは東京都北区赤羽台、キリスト教系の社会福祉法人扶助者聖母会が運営する「星美ホーム」。

この施設の運動場に、70年代に一世を風靡したスーパーカーが突如、現れた。心に傷を負い、心を閉ざした子どもたちは、「うぉーっ」「なにこれー!」「うわすっげえ!」「乗りたーい」と目を丸くし、叫んだ。

この星美ホームに、イタリア生まれのスーパーカーを持ち込んだのは、「スーパーカーを通して、子どもたちに夢見ることのすばらしさを伝えたい」というアイデアでスーパーカー移動ミュージアムなどを展開する GGF-T。代表の赤間保さんが子どもたちをフェラーリ『612スカリエッティ』に乗せて庭をぐるぐるとまわる。

フェラーリ『512BBi』やランチア『ストラトス』、デ・トマソ『パンテーラGTS』などに混じり、子どもたちを乗せて園内を走るトヨタ『2000GT』が。こちらは道本和照さんが所有する1台。「温故知新 自動車文化コミュニケーション」をテーマにした道本さん、GGF-T赤間さん、賛同する人たちが、星美ホームで過ごす子どもたちにおくったサプライズイベントだった。

道本さんたちには、このイベントにもうひとつの思いを込めている。子ども時代をこの星美学園の幼稚園・小学校で過ごした道本さんは、同敷地内にある老朽化した星美ホームのホール「サローネ」の再建プロジェクトを応援。現在支援者が行っているクラウドファンディング「児童養護施設を閉ざさない。子どもと外の世界を繋ぐホール再建へ」への賛同を呼びかけている。

もともと星美ホームは、戦災孤児の養育を目的に創立。現在は、2歳から18歳までの子どもたち総勢92名が暮らす施設へと成長した。やってくる子どもたちは幼児虐待などを受け、心に傷を負い、心を閉ざした子どもたちがほとんど。

「心に傷を負い、心を閉ざした子どもたちが、外の世界へ踏み出す第一歩として、サローネは、文化芸術活動を通して小さなチャレンジを積み重ね、自信をつけていく。そんな場所として存在する」。

「現在の建物は築48年と古く、これからこの星美ホームにやってくる子どもたちを見すえ、大規模な改築が必要と判断。この改築にあわせホール『サローネ』は、解体される見込み。『生活の場でない』と判断されたホールに対しては、補助金を充てることができず、再建も難しい状況」(星美ホーム)。

こうした状況で、「子どもたちにスーパーカーに触れてもらい、これからの人生での夢を見つけるきっかけとなってくれたら」という道本さんに共感し、赤間さんが星美ホームにスーパーカーを持ち込んだというわけだ。

そして子どもたちはサローネ内で、『クルマを題材としたアヒルの絵本』の紙芝居による読み聞かせに耳を傾け、塗り絵、スーパーカー消しゴム、ペーパークラフトを思い思いに楽しみ、トヨタ2000GTやフェラーリ『612スカリエッティ』に乗ってVサイン。日が暮れるまで、クルマを追いかけ続けた。

小さな児童養護施設に突如、スーパーカーが降臨!…子どもたちが集うホールの再建へむけクルマ好きが試みるアクション

《大野雅人@レスポンス》

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