インフルエンザを乗り切る新習慣!インフルエンザウイルスを99.99%除去

 厚生労働省は2018年12月14日、定点当たり報告数が流行開始の目安である1.00を上回り1.70となり、インフルエンザが流行シーズン入りしたことを発表した。今年の流行シーズン入りの時期は例年並みで、年末年始や受験シーズンでのさらなる流行が心配される。

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アルコール系除菌剤によるインフルエンザウイルス除去試験結果のポイント
  • アルコール系除菌剤によるインフルエンザウイルス除去試験結果のポイント
  • アルコール系除菌剤によるインフルエンザウイルス除去試験結果のポイント
 厚生労働省は2018年12月14日、定点当たり報告数が流行開始の目安である1.00を上回り1.70となり、インフルエンザが流行シーズン入りしたことを発表した。今年の流行シーズン入りの時期は例年並みで、年末年始や受験シーズンでのさらなる流行が心配される。

 インフルエンザ予防には栄養や休養を十分にとり抵抗力を高めることや手洗い・うがい、そしてマスク着により「飛沫感染」を防ぐことが有効で、電車の車内などの人混みではマスクを着用する姿も珍しくなくなった。しかし、意外と意識されていないのが「接触感染」だ。

 芝大門いまづクリニック院長の今津嘉宏先生は「ウイルスの付着した場所を触ることにより感染する『接触感染』を予防するためには、多くの人が出入りする場所や手が触れる場所のウイルスを簡単に除去できるアルコール系除菌剤を使用してのスプレーや拭き掃除をおすすめします。」とアドバイスする。

 インフルエンザウイルスを付着させたガラス板に「アルコール系除菌剤」と「蒸留水」をそれぞれをスプレーして10分間静置したあと、インフルエンザウイルスの除去効果を検証した北里環境科学センターの試験では、蒸留水のスプレーで除去できたウイルスは平均22.77%だったのに対し、アルコール系除菌剤のスプレーでは99.99%以上除去できたことが確認されている。

 また、水拭きの場合、その水拭きに使用した素材の表面にウイルスが付着してしまう。結果、その同じ素材で別の場所を拭いてしまうと、その新たに拭いた表面にウイルスが移動することも確認されているが、アルコール系除菌剤の場合はスプレーすることでウイルスが99.99%除去されるため、ほかの場所へウイルスが移動してしまう心配も少ないという。このことからも、インフルエンザ予防にアルコール系除菌剤の使用が有用であるということができそうだ。

 特に家族みんなが触りがちなドアノブや食卓等は気を付けて頂きたい。アルコール系除菌剤は現在様々な製品が出ているが、ティッシュペーパーやキッチンペーパーなどでポンプ上部を片手でサッとプッシュして拭くだけの簡単なタイプもあったりするので、ぜひこの機会にいろいろと試してみてはどうだろうか。

 これから迎える受験シーズン。特に受験生のいる家庭では、インフルエンザ予防の意識が高まる時期に入った。マスクなどで「飛沫感染」を防ぐとともに、手軽にできるアルコール系除菌剤による拭き掃除の習慣で「接触感染」のリスクも軽減していただきたい。
《綾瀬しづか》

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