来たる教育改革、変わる学力観…変化に対応するディアロの「高負荷反転学習」とは

 2020年度の大学入試改革では、思考力・判断力・表現力が重視される。その根底には、思考・判断・表現するための材料、つまりしっかりと定着した「知識」が必要だ。知識の定着と、アウトプットスキルの向上。二兎を追える仕組みが大学受験ディアロにはある。

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「大学受験ディアロ」対話式トレーニングのようす
  • 「大学受験ディアロ」対話式トレーニングのようす
  • 「大学受験ディアロ」事前学習のようす
  • 「大学受験ディアロ」事前学習で視聴する「Z会の映像授業」画面イメージ
  • 「大学受験ディアロ」カウンセリングのようす
  • 「大学受験ディアロ」対話式トレーニングのようす
  • 教育工学の領域で反転授業を研究する東北学院大学文学部教授・稲垣忠氏
  • 教育工学の領域で反転授業を研究する東北学院大学文学部教授・稲垣忠氏
  • 「大学受験ディアロ」事前学習で視聴する「Z会の映像授業」画面イメージ
 来たる2020年度の教育改革。その影響力たるや「戦後最大の教育改革」と称されるほどだ。

 2021年1月には、大学入試センター試験に代わり、大学入学共通テストが新たに実施されることはご存知の方が多いだろう。とりわけ大きな変更点とされているのは、数学と国語における一部記述式の導入と、英語における4技能重視。いずれも、学んだ知識を定着させ、いかにアウトプットするかが問われることになる。

 知識をアウトプットするスキルは、従来の詰め込み型・知識偏重型と呼ばれる教育では獲得しえない。試験前の暗記学習のあと、いざ答案に向かうと回答できず、いかにわかったつもりになっていたかに苛まれる場面は誰しも何度か経験したことだろう。

生半可の理解では戦えない、これからの大学入試



 「わかったつもり」からの脱却を図るためには、2つのフェーズが必要だ。まず、ひとつは必要な知識を確実・着実にインプットすること、もうひとつは自らの理解を相手に伝えるアウトプット方法を身に付けること。

 新しい学力を身につけうる手法として注目されているのが「反転学習」だ。教育工学の領域で反転授業について研究する東北学院大学文学部教授・稲垣忠氏に、その成り立ちや効果について聞いた。

「2006年アメリカにおいて、動画視聴による学習によって、インターネット環境さえあれば、いつでもどこでも個々の学力や理解に応じて、個別最適な学習を受けられる『カーンアカデミー』というサービスが誕生しました。そして2012年には、動画配信による無償教育プラットフォームサービスが開始されます。その例が『Coursera』や『edX』です。これらは事前学習として動画視聴を行い、課題の提出や対面授業によって、その効果を測って、学びを深める仕組みです。初見の内容を授業で教え、その後自宅などで復習を行うという従来型の学習方法を覆したことから『反転学習』と呼ばれるようになりました。

教育工学の領域で反転授業を研究する東北学院大学文学部教授・稲垣忠氏

 反転授業において、事前の動画視聴は個別に行われるため、自分自身の進度に応じた学びが可能となります。言い換えれば、知識をインプットする時間を個人で自由に調整できるので、効率的に知識を獲得することができるのです。そのことから、反転学習は基礎的な知識の定着と学力の伸びに効果があると言われています」と、稲垣氏は言う。

“成長しないわけがない”トレーニング方法とは



 Z会グループ・ゼニスが運営する大学受験ディアロは、この手法に着目し、効果的に取り入れたプログラムを展開している。そのカリキュラムは実にユニークだ。

 その名も「高負荷反転学習」。ただでさえ疲れる勉強を、さらに高い負荷で行わなければいけないなんて…と怯んでしまうかもしれない。

事前学習をもとに、講師に向けてプレゼンテーションを行うのが、ディアロのトレーニング

 「授業後、講師ははつらつとしていますが、生徒は力尽きてぐったりしているといった場面も見られます。成長には大きなエネルギーを使います。力尽きるほどのトレーニングを繰り返せば、成長しないわけがありません」と、ゼニス代表取締役社長の濵野和夫氏は語る。

 大学受験ディアロの授業は大きく、映像視聴による事前の自宅学習と、講師に向かって生徒自身が事前学習の内容をプレゼンテーションする「対話式トレーニング」、講師との1対1のカウンセリングで構成される。

「大学受験ディアロ」事前学習で視聴する「Z会の映像授業」画面イメージ
生徒は、事前に「Z会の映像授業」を視聴し、課題を提出する

 事前学習で視聴する映像は「Z会の映像授業」。問題を解くための下準備として最適な学習教材だ。カウンセリングや「対話式トレーニング」の根底には、Z会グループの一員である「栄光ゼミナールの個別指導」での実績もある。多くの難関大合格者を輩出してきたノウハウを組み合わせ、効果の高い、ただし負荷も高いカリキュラムとして展開している。

反転学習×1対1対話式トレーニング=究極の個別最適化学習



 「反転学習の範疇では、対面授業の具体的な内容は定義されていません。基礎知識を効率的に身に付けることで、それにかかる時間を圧縮し、対面で学びを深めるディスカッションや応用問題を行うのが一般的です。

 その中でディアロが特徴的なのは、1対1でトレーニングを行うという点です。反転学習の手法を導入している時点で、かなり個別最適化されていますが、その後の対面授業も1対1で行うことで、より個人に即した学びを実現できます。生徒ごとに、どのような力を身に付けさせたいかによって、講師が指導の内容や方法を変えることもできますし、臨機応変な対応が可能です。塾にとっては、講師の養成など、とてもコストがかかりますが、生徒にとっては手厚い指導が受けられるのが良いですね」(稲垣氏)

対話式トレーニングがあるからこそ、事前学習も欠かさず行えるモチベーションの好循環

 プレゼンテーションをしなければいけないプレッシャーからか、事前学習をせずに来る生徒はほとんどいないそうだ。わかったふりをしていても、プレゼンテーションは生半可の理解ではごまかしが効かない。これまでの集団授業では隠れていた、個々の生徒の理解度合いの細部までも露呈する。それがディアロの授業の良さであり、怖さと言えよう。数々の教育現場を見てきた稲垣氏も「これほどまでに1対1で『試される』機会はほとんどない」とお墨付きだ。

 対話式トレーニングでは、単なる知識のアウトプットを超えて、伝える相手の理解度を考慮し、求める解答を察する力、つまり俯瞰的に状況をみながら説明を展開する力も試される。

 2020年度の大学入試改革では、思考力・判断力・表現力が重視される。がむしゃらにコミュニケーション力を養おうとしても空回りしてしまう。なぜなら、その根底には、思考するための材料、判断するための材料、表現するための材料、つまりしっかりと定着した「知識」が必要だからだ。

 知識の定着と、アウトプットスキルの向上。二兎を追える仕組みがディアロにはある。力尽きてぐったりすればするほど、春は近くなる。「成長しないわけがない」濵野氏の自信がその証明だ。
《野口雅乃》

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