【高校受験2019】神奈川県公立入試<国語>講評…やや難化

 平成31年2月14日(木)、平成31年度(2019年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜が実施された。リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、学力検査「国語」の講評を速報する。

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2019年度(平成31年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜<国語>講評
  • 2019年度(平成31年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜<国語>講評
 平成31年2月14日(木)、平成31年度(2019年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜が実施された。全日制課程の募集定員4万2,810人に対し5万887人が出願し、競争率は1.19倍となった。リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、「国語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

<国語>講評
(湘南ゼミナール 提供)



 昨年と問題形式に大きな変化はなかったものの、問1の漢字、問5の資料読み取り作文の難度が上がり、全体的にやや難しくなった。

 問1の漢字は、読みに漢検2級のものが出題され、漢字の書き取り選択問題において普段目にすることの少ない熟語が多く出されたため、難度が大きく上昇した。

 問2の古文は、文章が読み取りやすく、選択肢もわかりやすいものが多いため、解きやすいものだったといえる。

 問3の小説は、文章自体はそれほど難度の高いものではないが、選択肢の正答において本文内容を抽象化したものがあり、かつ、迷いやすい選択肢が多めであったため、難度は上がった。

 問4の論説は、文章内容が理解しやすく、問題も解きやすいものが多かった。

 問5の資料読み取り作文は、(ア)と(イ)の両問において、丁寧な読み取りが必要となり、難度が上がった。

 単元や単問ごとの難易度に変化はあるものの、丁寧な読解力、問題解答力、時間内に解ききる情報処理能力が必要とされることに変わりない。神奈川県入試を意識しつつも、他都道府県の問題を解き、様々なパターンに慣れておくことが必要である。

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 このレポートは平成31年2月14日(木)に、速報として湘南ゼミナールにより作成されたもの。

協力:湘南ゼミナール
《編集部》

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