【高校受験2019】埼玉県公立高入試<国語>講評…新しい傾向の出題も、全体的に易化

 平成31年2月28日(木)、平成31年度(2019年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜が実施された。リセマムでは、スクール21の協力を得て、学力検査「国語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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【高校受験2019】埼玉県公立高入試<国語>講評…新しい傾向の出題も、全体的に易化
  • 【高校受験2019】埼玉県公立高入試<国語>講評…新しい傾向の出題も、全体的に易化
 平成31年2月28日(木)、平成31年度(2019年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜が実施された。全日制の入学許可予定者数3万7,640人に対し4万3,586人が志願し、志願確定倍率は1.16倍だった。リセマムでは、スクール21の協力を得て、学力検査「国語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

<国語>講評(スクール21 提供)



 問題の構成は例年通りでしたが、大問2で今までにはなかった、読み取って答える問題が出題されました。

大問1 文学的文章


 主人公が高校生ということで、感情移入がしやすく、文章も難しいところはありませんでした。設問も記述自体の文字数が例年に比べ少なく、難易度も易しめでした。

大問2 漢字文法など


 漢字、文法、四字熟語とも基本的な問題でしたが、漢字の「晩鐘」の読みは、なじみのない言葉だったため、正答率は他に比べ低くなったと思われます。

 問4は新聞の投書記事を元にしたディベートを読んで答えるという、今までにない問題でした。読む時間はかかったかもしれませんが、設問自体は難しくなかったので、焦らずに取り組めれば正答できた受検生は多かったでしょう。

大問3 説明的文章


 マナーという身近な話題の文章で、一見とっつきやすそうでしたが、現代思想に通じている内容ですので、しっかり読みとるのは難しかったと思います。設問も例年通りの難しさで、特に問5の記述問題は、指定語句が2つあるものの、その使い方が難しかったです。その2つの語句を使うための文章構成力が試される問題でした。

大問4 古文


 注釈(訳)が例年に比べ少なく、内容を読み取るのが難しかったかも知れません。ただ設問は難しくありませんでした。

大問5 条件作文


 小学生、中学生、高校生の読書量のグラフを元に作文を書くという、オーソドックスな出題でした。過去問などでしっかり対策をしてきた受検生には書きやすかったと思われます。
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 このレポートは平成31年2月28日(木)に速報としてスクール21により作成されたもの。

 スクール21は、平成31年3月16日(土)から3月24日(日)までの期間、スクール21入試情報情報センター主催の「春の入試情報イベント2019」を開催する。おもに新中学3年生とその保護者が対象の「高校入試報告会」と、浦高・一女・大宮進学を希望する新中学3年生とその保護者が対象の「県立御三家入試報告会」を実施予定。申込方法や開催場所などの詳細は、スクール21のWebサイトで確認できる。

協力:スクール21
《編集部》

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