大学入試センター、NHKの報道に対してコメント

 大学入試センターは2019年7月12日、大学入学共通テストの記述式問題の採点について、文部科学省が「学生バイトを認める方針を固めた」というNHKニュースの報道に対してコメントを発表した。採点者の採用には厳正な審査を行い、採用後は十分な研修を行うという。

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 大学入試センターは2019年7月12日、大学入学共通テストの記述式問題の採点について、文部科学省が「学生バイトを認める方針を固めた」というNHKニュースの報道に対してコメントを発表した。採点者の採用には厳正な審査を行い、採用後は十分な研修を行うという。

 7月4日付のNHKニュースは、2020年度から始まる大学入学共通テストで導入される記述式問題の採点について、文部科学省が「学生バイトを認める方針を固めた」と報道した。

 大学入試センターは、文部科学省が示している大学入学共通テスト実施方針にしたがい、記述式の採点業務については民間事業者を有効に活用して行うよう準備を進めている。現時点では、採点業務を委託する民間事業者を公募しているところだという。

 具体的な採点方法は、2019年夏以降に採択された事業者との契約で決定される。採点者については、厳正な審査により採点の適性がある採点者を採用し、十分な研修を行う。また、複数の視点で組織的・多層的に採点を行う体制を構築することなどを民間事業者に求めていくとしている。

 NHKの取材に対しては、大学生や大学院生など在学する学校種、教員免許の有無など、採点者個人の属性のみに着目して採用・不採用の条件とすることは考えていない旨を伝えたという。
《工藤めぐみ》

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