約250点が来日「古代エジプト展」2020年4月より全国8会場

 ライデン国立古代博物館所蔵の古代エジプト・コレクション約250点で構成される「古代エジプト展」が、2020年4月より全国8会場にて開催する。ミイラをCTスキャンした研究成果を世界初公開するなど、文明のさまざまな側面を紹介するこれまでにないエジプト展になるという。

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ライデン国立古代博物館
  • ライデン国立古代博物館
  • 「パディコンスの『死者の書』」
  • 「アメンヘテプの棺」
  • ライデン国立古代博物館の常設展示のようす
  • 「男性のミイラ」
  • 「ホルの外棺」
 ライデン国立古代博物館所蔵の古代エジプト・コレクション約250点で構成される「古代エジプト展」が、2020年4月より福岡を皮切りに全国8会場にて開催する。出品されるミイラをCTスキャンした研究成果を世界初公開するなど、文明のさまざまな側面を紹介するこれまでにないエジプト展になるという。

 オランダのライデン国立古代博物館は世界でもっとも古い国立博物館の一つであり、60年以上にわたりエジプトでの発掘調査を行っている。今回の「古代エジプト展」では同博物館所蔵の古代エジプト・コレクションから借用した、人のミイラ5体、動物のミイラ8体や10数点の棺などを含む約250点が展示される。

 出品される人間のミイラ3体と動物のミイラ1体を最新のCTスキャン技術で調査し、その成果を世界初公開するほか、新装したばかりのライデン国立古代博物館の常設展示をイメージした棺の立体展示を実施する。

 ヨーロッパではどのようにして古代エジプトへの関心が高まり現地調査するに至ったのかを示し、発見された遺物から古代エジプト人の生活や社会、死生観といったさまざまな文明の側面を紹介する。CTスキャンなどによる最新の科学技術を通し、医学的な知識やミイラ作りの過程、色やかたちに対する人びとの美意識といったこれまでに知られていなかった面も解き明かすエジプト展になる。

 2020年4月の福岡展から始まり、札幌、愛知、静岡、東京、仙台、山口、兵庫と2022年2月下旬まで全国8会場で開催する。各会場の詳細については決定次第Webサイトにて公表する。

◆ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展
会期・会場(予定):
<福岡展>2020年4月25日(土)~6月21日(日)九州国立博物館
<札幌展>2020年7月4日(土)~9月6日(日)北海道立近代美術館
<愛知展>2020年9月19日(土)~12月6日(日)愛知県美術館
<静岡展>2020年12月19日(土)~2021年3月31日(水)静岡市美術館
<東京展>2021年4月16日(金)~6月27日(日)Bunkamura ザ・ミュージアム
<仙台展>2021年7月9日(金)~9月5日(日)仙台市博物館
<山口展>2021年9月中旬~11月上旬 山口県立美術館
<兵庫展>2021年11月下旬~2022年2月下旬 兵庫県立美術館
《勝田綾》

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