愛知教育大、5年前の入試で出題ミス

 愛知教育大学は2020年1月16日、平成27年(2015年)2月25日に実施した個別学力検査等(前期日程)において、出題ミスが判明したことを発表した。解答への影響がないものと判断し、得点調整などの措置は講じないという。

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 愛知教育大学は2020年1月16日、平成27年(2015年)2月25日に実施した個別学力検査等(前期日程)において、出題ミスが判明したことを発表した。解答への影響がないものと判断し、得点調整などの措置は講じないという。

 出題ミスがあった試験問題は、初等教育教員養成課程理科選修と中等教育教員養成課程理科選修、現代学芸課程自然科学コースの理科(選択科目:化学)大問VI。該当科目の受験者数は145人。糖類に関する設問の中で、フルクトースを水に溶かした時の構造式の図の表記に誤りがあった。外部からの問合せで判明したという。

 設問の解答に直接的に関わる部分ではなく、受験者全員の答案を確認した結果、当該記載による解答の不整合は見られなかったことから、同大学は解答への影響がないものと判断し、得点調整等の措置は講じないこととした。

 愛知教育大学は、出題ミスによる社会への多大なる影響を重く受けとめ、学長のガバナンスの下で全教職員への意識改革をはかり、入試問題作成・点検体制を再度見直す。また、組織としてのガバナンスのあり方を徹底検証し、今後このようなことがないよう万全の対策を講じていくとしている。
《工藤めぐみ》

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