【高校受験2023】広島県公立高、選抜を2回へ…新制度の資料公開

 広島県教育委員会は、令和5年度(2023年度)入学者選抜から実施する新たな公立高等学校入学者選抜制度に関するリーフレットを作成した。2020年度の公立中学校の1年生全員に配付する。

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 広島県教育委員会は、令和5年度(2023年度)入学者選抜から実施する新たな公立高等学校入学者選抜制度に関するリーフレットを作成した。2020年度の公立中学校の1年生全員に配付する。

 新しい入学者選抜制度では、各高校・学科の特色に応じた入学者選抜の充実を図るとともに、中学生の一層の主体的な学校選択の実現を目指す。そのため、すべての高校・学科において、教育目標(スクールポリシー)や育てたい生徒像、入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)、入学者選抜の検査項目や配点などの実施内容を事前に公表する。

 現行では「推薦入試」「一般入試」「二次募集」の3回にわたって実施している選抜を、新制度では「一次選抜」と「二次選抜」の2回とし、入学者選抜に係る期間を短縮。中学校および高校における授業時数の確保などにより、各学校の教育の充実を図る。

 中学校において作成する調査書に記載する内容は、選抜に必要な項目(「志望校」「氏名」「性別」「学習の記録(評定)」)のみに簡素化。また、「自己を認識し、自分の人生を選択し、表現することができる力」が、どのくらい身に付いているのかをみるため、受検生全員に「自己表現」を実施する。自分自身のことや高校に入学した後の目標などについて、自分で選んだ言葉や方法で表現してもらう。

 制度の改善については、2023年度入学者選抜から実施する。リーフレットは、2020年度の公立中学校の1年生全員に配付するほか、広島県教育委員会Webサイト「ホットライン教育ひろしま」にも掲載している。
《桑田あや》

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