JASSO、奨学金申込みに柔軟対応…コロナ影響受け

 日本学生支援機構(JASSO)は2020年4月1日、2020年度新年度を迎えるにあたって、理事長からのメッセージをWebサイトに掲載した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大という状況における、JASSOとしての取組方針を伝えている。

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 日本学生支援機構(JASSO)は2020年4月1日、2020年度新年度を迎えるにあたって、理事長からのメッセージをWebサイトに掲載した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大という状況における、JASSOとしての取組方針を伝えている。

 奨学金事業においては4月より、給付奨学金の大幅拡充ともに各学校各学校が実施する授業料等の減免制度の創設からなる「高等教育の修学支援新制度」が開始される。新型コロナウイルス感染症の影響などにより学期はじめの行事、授業、説明会などが延期・中止となっている学校等もあるが、JASSOは学校と連携しつつ、奨学金の申込みなどについて可能な限り柔軟に対応していく。困ったことがあれば、学校等にも相談しつつ、JASSOの奨学金相談センターまで遠慮なく問い合わせてほしいという。

 留学生支援事業においては、新型コロナウイルス感染症の影響などにより留学を中断したり延期したりせざるを得ない学生がいることに触れ、学生の支援が途切れることのないよう全力で対応する考え。学生生活支援事業においても、就職活動や学業の継続に支障をきたすことのないよう、学校や企業等との連携を図りつつ、適切な情報提供などを行うとした。

 メッセージでは最後に、新型コロナウイルス感染症の一刻も早い終息を願うとともに、「学生がどんなときでも安心して学ぶことができるよう、必要なサービスを提供していくことを組織の目標に掲げ、我が国の将来を担う若者たちの学びと成長を見守る」というJASSOの経営基本方針を改めて認識し、努力を続けると表明した。

 JASSOの事業全般における新型コロナウイルス感染症への対応については、Webサイトに掲載。新型コロナウイルス感染症の影響により、家計が急変し奨学金を希望する人や、勤務先の業績悪化や出勤停止等に伴う減収、失業、内定取消等が生じ、奨学金の返還が困難となった人に向けた情報、海外留学を考えている人や留学中の人に向けた情報などを発信している。
《黄金崎綾乃》

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