共通テストの初年度となる今回は、大学706大学、専門職大学5大学、短期大学155大学の計866大学が参加し、53万5,245人が志願した。1月16日・17日の志願者数は53万4,527人、1月30日・31日の志願者数は718人。2021年3月高等学校等卒業見込者(現役生)のうち共通テストに出願した者の割合(現役志願率)は全国では44.3%、もっとも高いのは東京の57.1%、もっとも低いのは沖縄の30.4%となった。

現役志願率が50%を超えたのは、東京都(57.1%)、広島県(55.3%)、愛知県(52.7%)、富山県(52.0%)、石川県(50.3%)の5都県だった。
現役志願率が高い上位10は以下のとおり。
東京都57.1%
広島県55.3%
愛知県52.7%
富山県52.0%
石川県50.3%
新潟県48.3%
山梨県47.0%
栃木県46.9%
福井県46.8%
愛媛県46.8%
2019年度から2021年度の3年間(過去2年は大学入試センター試験)をみてみると、出願者数は2019年度57万6,830人、2020年度55万7,699人、2021年度53万5,245人と高等学校等新規卒業見込者の減少の影響もあり年々減少している。志願者のうち高等学校等卒業見込者の割合は、2019年度80.6%、2020年度81.1%に対し2021年度84.0%と増加。大学入試改革を前に2020年度は浪人回避した受験生が一定数いたことも要因と考えられる。
共通テスト第1日程の1日目1月16日には、地理歴史(世界史A/世界史B/日本史A/日本史B/地理A/地理B)、公民(現代社会/倫理/政治・経済/倫理、政治・経済)、国語、外国語(英語:リーディング/ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語:筆記、英語:リスニング)。2日目の1月17日には、理科1(物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎)、理科2(物理/化学/生物/地学)と数学1(数学I/数学I・数学A)、数学2(数学II/数学II・数学B/簿記・会計/情報関係基礎)の試験が実施される。
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